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【美肌づくり】米麹で体にいい万能調味料を増産しよう【産後ケア】

朝、鏡の前に立った自分の肌のカッサカサ具合に驚いた。
細かいしわにくすみに、目元なんて落ちくぼんじゃって痒みもある。

東京の冬は乾燥がひどい上に、産後の寝不足と水分不足がたたって、
こまめに水分補給しても、化粧水で保湿しても全然追いつかない。

美容液でテッカテカの私を見て、毎朝夫と息子がギョッとする。

「こりゃ、体の中からやらなきゃだめだな」

ひとり、洗面鏡に向かって声に出して言うほど痛感。
かくなる上は、と以前から気になっていた米麹に助けを求めることにした。

助けて、みやここうじ。
助けて…! みやここうじ!

今まで見て見ぬふりをしてきたのに、急にスーパーの豆腐コーナーの横でさん然と輝き出した乾燥麹。

麹にはビタミンや葉酸がたっぷり!
料理に使えば食材を柔らかくして吸収率をあげてくれるので、腸内環境も肌も整える効果が期待できる優れもの。

変わった調味料や奇天烈なメニューは普段使いし辛いので、
普段の調味料に置き換えて使えるラインナップを手作りすることにした。

■ 醤油の代わりの「醤油麹」

和食好きの我が家が一番多用するのは、お醤油!
減塩好きな夫と幼児がいる我が家では、しょっぱい塩麹よりも麹の力であまーくなる醤油麹の方が使いやすい。

手でほぐした米麹と同量の醤油を保存瓶に入れたら、2~3日常温に置いて毎日かき混ぜる。

このあと麹の発酵具合を見ながら醤油をつぎ足す
常温で発酵中も、麹がパサついてきたら麹がしっとりするぐらいに醤油をつぎ足す

とろみがでるまで発酵したら、冷蔵庫で保存しながら1カ月程度で使い切る。
使い方は醤油と同じ。
醤油よりも甘みとコクがあるので砂糖やみりんを減らしても醤油麹だけで味が決まる。
これで目をつむっていても夕飯が作れるわ…!(嘘)

■ 砂糖の代わりの「甘酒のもと」

美肌に良いと聞く甘酒。
正直、甘酒ってあんまり得意じゃないし、ジュースみたいに嗜好品として飲んでいる自分をまったく想像できない。
「砂糖は老ける」と言うけど、甘いものは辞められないし、ごはんも甘辛い味が大好き。

とはいえ、3年前に上の子を産んだ当時の家族写真と今を見比べると、
私は着実に肌に年齢を感じるのに、夫はというと、当時とほとんど変わっていない。

私「どうしてあなたは老けないのよ(八つ当たり)」

夫「…汗」

うちの夫は減塩&減砂糖の家庭で育っていて、子供の頃からの砂糖の摂取量は、
私と比較すると小さい丘とエベレストくらいの差がある。

「これが30年の日々の蓄積の結果か…!」

自分の肌が窮地に立たされてからやっと重い腰を上げ、私も減砂糖生活に取り組むことに。

甘酒は酒粕から作るものだと思っていたけど、米麹からも作れると知って
「だったら子供も食べれるじゃん」、と。

手でほぐした米麹300gと60度のお湯300gを炊飯器にいれてかき混ぜ、布巾をかぶせ、
炊飯器の蓋を開けたまま保温モードで4時間ほったらかし。

ときどき「忘れてないよ」という気持ちを込め布巾の隙間からかき混ぜる
ときどき「忘れてないよ」という気持ちを込め布巾の隙間からかき混ぜる

白い麹が黄色っぽくなり、甘い香りがしてきたら完成。

ほんのりした甘み。ガンガン使っても罪悪感がない!万歳!
ほんのりした甘み。ガンガン使っても罪悪感がない!万歳!

■ 朝ごはんには「麹納豆」

調味料ばかりだと、料理をしたくない日の自分を助けてあげられない。
そんな時は、麹納豆が美味しくておすすめ。

醤油70g、みりん70gを小鍋に入れて煮切り、千切りしたにんじんを加えてさっと火を通す。
汁を少し冷まして、温かいうちに手でほぐした米麹100gを加える。
完全に冷めたら納豆3パックと塩昆布、ごまを好みでいれてかき混ぜ、冷蔵庫で3日熟成させる。

煮切り汁の温度が冷めすぎると麹菌が上手く働かず、75度以上だと逆に菌が生きられないので、混ぜるタイミングがポイント
煮切り汁の温度が冷めすぎると麹菌が上手く働かず、
75度以上だと逆に菌が生きられないので、混ぜるタイミングがポイント

炊いた米とこれさえあれば完全食だ!

麹パワーのおかげか、麹生活1ヶ月で肌の赤みや痒みが少しずつ引いていき、もちっとした質感も戻ってきた気がする。
化粧をしてもファンデーションが浮かないので気分も上がる!

ありがとう麹。パワーに感激。

それからというものすっかり麹にハマってしまった。
今度は難易度を上げ、手前味噌づくりに挑戦したい。

michi makomo(東京) ミチ マコモ

オレペエディター

カナダハーフの夫、3歳・0歳との暮らし。おうちごはんと時々ピクニック弁当。
実家が栽培する無農薬野菜を使いながら、お野菜たっぷりのお菜づくりをしています。
夢は小さなごはん屋さんを持つこと。たまに街中で出会うおいしいお店にも舌鼓。

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