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0円で始められて賢く貯まる〈ポイント運用〉と〈ポイント投資〉どう違う?FPが解説

要約

・ファイナンシャル・プランナーの横山光昭さんが、ポイント運用とポイント投資の違いをわかりやすく解説。
・ポイント運用は投資の疑似体験、ポイント投資は金融商品を購入する証券取引。
・初心者は証券口座不要のポイント運用から始め、ポイント投資へステップアップする方法も。


物価高の今、投資に興味はあるけれど、「損をするのが怖い」「何から始めればいいかわからない」という人も多いのでは? そんな投資初心者でも、元手0円で始められるのが〈ポイント運用〉と〈ポイント投資〉です。

名前はよく似ていますが、じつはそのしくみは別もの。いったい何が違うの? それぞれどんな人に向いている? ファイナンシャル・プランナーの横山光昭さんに、違いやメリット・デメリットをわかりやすく教えてもらいました。

情報は2026年8月現在のものです。

ポイント運用は疑似体験、ポイント投資は証券取引

ポイント運用とポイント投資は、どちらも買い物やサービスの利用額に応じて付与される特典であるポイントを元手にしますが、しくみが異なります。まず、ポイント運用は、ポイントをポイントのまま運用するサービス。ポイントのアプリから運用に回すポイント数やコースを選択し、ポイントで受け取ります。つまり投資の疑似体験ができるサービスといえます。

一方、ポイント投資は現金の代わりにポイントを使って金融商品を購入できるサービス。証券口座を開設して投資信託などを購入することが可能で、購入代金の一部または全部をポイントで支払います。利益を現金で受け取れるため、通常の証券取引と同様の資産運用や投資ができます。

ポイント運用vsポイント投資。それぞれのメリット・デメリットは?

ポイント運用とポイント投資のしくみの違いはわかったけど、自分に合っているのがどちらかわからない……。そんなかたは、両方のメリットとデ メリットを知ることが大事。どちらも、選んだコー スや購入した金融商品の値動きに応じて、減るリスクがあることもきちんと理解しておきましょう。

メリットデメリット
運用・証券口座を開設する必要がないので
気軽に始められる
・運用で増えたポイントは、買い物や
サービスの利用に活用できる
・受け取りはポイントのため、利用
用途が限られる
・選んだコースの 値動きに応じて
ポイントが減るリスクがある
・ポイント投資に比べて、投資対象
の選択肢(コース)が少ない
投資・受け取りは現金のため、利用用途に
制限がない
・ポイント運用に比べて、投資対象の
選択肢が多い
・NISA(少額投資非課税制度)口座に
対応している場合、運用益が非課税に
なる
・証券口座を開設する必要がある
・購入した金融商品の値動きに応じて
元本割れのリスクがある

初心者におすすめなのはポイント運用

ポイント運用のいちばんの特徴でありメリットは、証券口座を開設せずにスタートできること。そのため、証券口座をまだ作っていない、作るのがめんどう、本格的な投資の前に疑似体験をしたい、というお金初心者に向いています。また、ポイント運用はポイント投資に比べて、運用できるコースの数が少ないですが、初心者にとっては選びやすいとメリットに感じることも。

ポイント運用で増やしたポイントは、ポイント投資にも活用できる!

ポイント運用で運用中のポイントは、基本的にいつでも引き出して、ポイントとして使うことができます。ふだんの買い物に使うのはもちろんですが、じつはポイント投資に使うことも可能。まずは手軽に始められるポイント運用でスタートして、運用したポイントの一部または全部を活用して、ポイント投資にステップアップするという選択肢もあり。

それぞれの違いを知って、自分に合った方法から気軽に始めてみてくださいね!

教えてくれたのは……横山光昭さん

ファイナンシャル・プランナー、家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。著書は『はじ めての人のための3000円投資生活 』(アスコム)など190冊以上。

(『オレンジページ』2026年10月2日号より)

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監修/横山光昭 イラスト/髙栁浩太郎 取材・文/佐々木紀子 文/池田なるみ