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覚えておきたい『基本の七草粥』炊飯器・生米・炊いたご飯でそれぞれ作る方法を紹介

お正月料理が一段落するころにいただく、七草がゆ。ごちそう続きで疲れた体をやさしくいたわり、気持ちまでリセットしてくれる、日本ならではの行事食です。

若草のすがすがしい香りと後味は、格別。今回は、お鍋・炊飯器・炊いたご飯で作れる七草がゆのレシピをご紹介します。

春の七草とは?

春の七草とは、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)、なずな、せり、はこべら、ごぎょう、ほとけのざのこと。早春に芽吹くことから、力強い生命力で邪気を払うとされています。
一年の無病息災を祈願して食べる行事食として、七草がゆの風習が生まれました。一年の最初の節句である、1月7日の「人日の節句」に七草がゆを食べる習慣は、江戸時代に庶民に広まったといわれています。

疲れた胃腸をいたわる側面も

七草がゆには、年末年始のごちそうで疲れた胃腸をやさしくいたわるという、体調を整える役割も。七草には、食物繊維やカルシウム、鉄などのミネラルが豊富で、ビタミンCやビタミンA(β-カロテン)も含まれています。また、すずな(かぶ)やすずしろ(大根)の身は胃腸の消化を助ける働きも期待でき、胃腸が弱っているこの時期にぴったりの食材です。

『基本の七草がゆ』のレシピ

材料(2人分)

春の七草……1パック
米……1/2 合(75g)
塩……小さじ1/4
好みで梅干し・塩昆布……各適宜

作り方

(1)米は洗って1時間ほど浸水させ、ざるに上げて水けをきる。すずな(かぶ)、すずしろ(大根)は
葉を切り落とし、皮をむかずに1㎝角に切る。

(2)鍋に水2と1/2 カップ、(1)を入れてふたをし、中火にかける。沸騰したら弱火にし、20 分煮る。
火を止めて 10 分蒸らす。

POINT
火を止めた直後は、写真のようにまだ表面に水分が見えている状態。10分間蒸らすことで、お米が水分を吸収し、ふっくら、むっちりとしたおかゆに。

(3)別の鍋に湯を沸かし、塩少々(分量外)、残りの七草と(1)で切り落とした葉を加えて30~40 秒ゆでる。水にとって水けを絞り、長さ1㎝に切る。

(4)おかゆの鍋に七草、塩を加えて混ぜ、器に盛る。好みで梅干しや塩昆布など添えても。

炊飯器で作る場合

上記『基本の七草がゆ』の作り方(2)で米、すずな、すずしろを炊飯器のおかゆモードで炊く。残りの七草を作り方(3)~(4)を参照し、同様に作る。

炊いたご飯でもOK!

鍋にご飯160g、水2カップを入れてご飯をほぐす。1㎝角に切ったすずな(かぶ)、すずしろ(大根)
を加え、ふたをして中火にかける。沸騰したら弱火にし、15分煮る。火を止め、15分蒸らす。上記『基本の七草がゆ』の作り方(3)、(4)を参照し、同様に作る。

やさしい香りと味わいが、食べ疲れた体にすっとしみわたる一杯。新年の始まりを静かに整えてくれる七草がゆを、無理のない作り方で楽しんでみてください。

教えてくれたのは…
八木 佳奈ヤギ カナ
フードスタイリスト

フードスタイリスト。短期大学の栄養科を卒業後、 食品会社に勤務しながらフードコーディネーター養成学校に通い、同校講師を経て独立。雑誌や広告でスタイリストとして活躍するかたわら、料理家としても活動している。特に、子どもが喜ぶ見栄えのするイベント料理や、愛嬌のある動物やキャラクターを模した料理製作を得意とし、レシピ提案とその世界観を生かすスタイリングの両方を担当することが多い。

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料理・スタイリング/八木佳奈 撮影/髙杉 純 編集協力/久保山農園 文/池田なるみ