
【秋カビ対策】夏の汗・皮脂汚れ・湿気がたーっぷり溜まったマットレスのカビ予防3選

カビといえば梅雨どきに注意するものだと思っていませんか? じつは昨年の東京は、9月が最も湿度が高かったというデータも。高温多湿の夏を越えた秋も、じつはカビにとってはうってつけのシーズンなのです。そこで、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さんに「秋カビ」対策を伺いました。今回は、一番に対策をして欲しい場所、マットレスのカビ対策をご紹介します。よく晴れた日を狙ってぜひ実践してくださいね。
寝汗を吸い込んだ寝具はカビの温床!
重くて動かしにくいマットレスのカビ対策3選
マットレスは半年に1回、裏表、上下をひっくり返すことが推奨されています。それは、マットレス内の湿気を逃がすことができ、マットレスのへたりを軽減して使用期間を延ばすことができるから。とはいえ、マットレスは重くてひっくり返すのは大仕事。そこで、手軽にできるカビ対策をご紹介します。
対策① ベッドパッドを使用し、週1回の頻度で洗う

マットレスとシーツの間に敷いて、マットレスを汚れや汗から守る役割をするベッドパッド。ベッドパッドは、洗うことができないマットレスを長く清潔に保つことができるのでぜひ使いましょう。シーツなどと同じように週1 回は洗って、吸収した汗や皮脂汚れを落とせば、カビが繁殖しづらい環境に。
対策② 除湿シートをマットレスとベッドパッドの間に敷く

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ベッドパッドといっしょに取り入れたいのが、寝汗や湿気をすばやく吸収してくれる除湿シート。汗のにおいも消臭してくれます。マットレスの下に敷くタイプもありますが、マットレスは重くて持ち上げるのが大変なので、マットレスとベッドパッドの間に敷くタイプを選ぶとラク。敷きぶとんの場合は、下に敷いて使えば、結露の軽減にも。
対策③ ペットボトルをマットレスの下にはさんで風を送る

マットレスを持ち上げて、そこに2リットルのペットボトルを4 本程度、横向きにしてはさみます(ベッドフレームとの間に空間が生まれれば何本でもOK)。そこにサーキュレーターなどで3 時間以上、風を送って乾燥を促しましょう。月に1 回を目安に行うのがおすすめです。
どれか一つでも対策をしておけば、今よりはカビがはえない環境に! ぜひ、できることから始めてみてください。
教えてくれたのは……
藤原千秋さん

家事・掃除アドバイザー。住宅、家事、育児など住まいまわりの記事を専門に執筆するライターとして20年以上活動。現在は商品開発アドバイザリーなどの業務にも携わる。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(小社)など監修著書、マスコミ出演多数。
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監修/藤原千秋 イラスト/堀口ティモコ 取材・文/佐々木紀子