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腸内環境を整えて夏バテ解消! 冷えきった腸にきく腸活アイディア4選

※この記事は、美腸活アドバイザーの齊藤早苗さん監修のもと作成したものです。

8月も後半戦を迎えた今日このごろ。
「寝冷えしやすい」「疲れが取れにくい」と感じたり、食欲不振やむくみなどの夏バテの症状にお悩みだったりしませんか?

もしかすると、それ〈冷たいもののとりすぎによる内臓冷え〉と〈冷房による冷え〉から起こる腸の不調、〈冷え冷え腸〉が原因かも。

胃腸が冷えきった状態になることで、血行不良から胃腸の機能が低下し、便秘や下痢などの不調を引き起こしてしまうのです。

自分では気づきにくい内臓の冷えは、食事や生活習慣が大きく関係しているので、体の内と外、両方からの温め&冷え対策が必須!
〈冷え冷え腸〉に合った腸活アイディアで、今こそ腸内環境を整えましょう!

〈冷え冷え腸〉におすすめの腸活アイディア

1.毎食必ず「温かいもの」を
2.香辛料を使った料理で内臓温度を上げる
3.冷房対策をして、体が冷えすぎないように
4.腸はさみマッサージ

1.毎食必ず「温かいもの」を

毎食必ず「温かいもの」を
夏場の食事は冷たいものばかりになりがちなので、一食に1品はあたたかいものを食べるように心がけましょう
特に、熱を生み出す筋肉の材料である「たんぱく質」をしっかりとると、体の温かさが持続します。
肉や魚、野菜がバランスよくとれ、体のしんから温まる、具材たっぷりのスープや鍋料理がおすすめです。

2.香辛料を使った料理で内臓温度を上げる

香辛料を使った料理で内臓温度を上げる
体を温める働きがある、唐辛子やこしょう、しょうが、シナモンなどの香辛料を料理や飲み物にプラスすると◎
カレーは、クミン、コリアンダー、ターメリックなどさまざまなスパイスがミックスされているため、温め効果もばっちりです。
香辛料には、唾液の分泌を促して、食欲を増進させる効果もあります。

3.冷房対策をして、体が冷えすぎないように
ストールやカーディガンをはおる

冷房がきいた部屋ではストールやカーディガンをはおるなど、冷気が直接当たらないように工夫を
また、寝冷え対策として、おなかまわりを保温してくれる腹巻きをつけて寝るのがおすすめです。

朝起きてすぐに白湯を飲む
さらに、朝起きてすぐに白湯を飲むと、内臓がダイレクトに温められ、冷えて鈍っていた胃腸が動きはじめます。

–{マッサージで腸を活性化!}–

4.腸はさみマッサージ

飲み物や食べ物で体を温めることに加えて、冷えによって硬くこわばった胃腸を活性化すべく、「腸はさみマッサージ」をするのもおすすめ。

胃のまわりを刺激することで、腸が連動して反応し、便意が促されます。
トイレで行うのも効果的ですよ!

(1)胃を両手ではさむ
胃を両手ではさむ
手のひらのつけ根(手のひらのふくらみ部分)を使って、肋骨の下にある胃をギューッと両手で寄せてはさみ、手を組む。
そのまま5秒間キープ。
呼吸は自然に行う。

(2)おへその上下を両手ではさむ
おへその上下を両手ではさむ
おへその少し上を両手でギューッと寄せてはさみ、手を組む。
そのまま5秒間キープ。
へそ下も同様に行う。

(3)下腹を両手ではさむ
下腹を両手ではさむ
下腹をギューッと両手で寄せてはさみ、手を組む。
そのまま5秒間キープ。
(1)~(3)を2回繰り返す。

いかがでしたか?
〈腸活〉とは言っても、意外と手軽にできるものばかりですよね。

暑いから……と、どうしても涼を求めがちですが、日々の〈腸活〉が夏バテ解消に繋がります。
〈冷え冷え腸〉かも? と思ったら、今回紹介したアイディアをぜひ実践してみて!


教えてくれたのは……、
齊藤早苗さん
美腸活アドバイザー。これまで1万5000人以上の腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)を行ってきた腸のスペシャリスト。「女性ライフクリニック銀座」で腸のヘルスケアの指導を行うほか、テレビや雑誌などでも活躍中。YouTube「腸内洗浄・便秘解消チャンネル」でも独自の便秘解消法を発信している。


『オレンジページ』2022年9月2日号より)

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監修/齊藤早苗 イラスト/山中玲奈 文/太田順子 編集部・伊藤