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【イチからわかる腸活】夏バテ解消&おなかすっきり、甘酒で腸活!

2021.08.29

 

栄養価の高い糀甘酒は、夏の疲労回復に効くエナジードリンクとして、江戸時代から人々に親しまれてきた歴史があります。

糀甘酒の健康効果と、腸活に効く飲み方について、日本の発酵調味料研究の第一人者、東京農業大学教授の前橋健二先生に伺いました.

 


 

◆糀甘酒が夏バテに効くわけは?

 

暑い夏は体力を消耗しやすく、食欲が衰えやすい時期。そんなとき、夏バテの解消&改善に即効力があるのが糀甘酒です。


「糀甘酒にはアミノ酸(たんぱく質)ブドウ糖オリゴ糖ビタミンB群食物繊維など350種類以上もの栄養成分が含まれています。これだけ栄養豊富なのは、こうじ菌の発酵パワーが強力なため。」と前橋先生。

 

糀甘酒の原料は米と米こうじ、水のみですが、こうじ菌の発酵によって米がとことん分解され、ブドウ糖やオリゴ糖などの自然な甘味と栄養が作られます。飲むとすぐに体内で消費されてエネルギーになるため、〈飲む点滴〉と呼ばれるそうです。

 

ちなみに甘酒は「冬に飲む」というイメージがありますが、俳句では夏の季語 江戸時代には「甘酒売り」が夏の風物詩とされていたのが、その由来です。

 

「科学が進歩した現代になって、ようやく甘酒の健康効果が証明されるようになりましたが、江戸時代の人々は『糀甘酒には夏の疲れを回復させる効果がある』と、経験から知っていたのでしょう。食欲が落ちる夏の栄養補給や熱中症予防に、甘酒を役立てていたのです」

 


 


◆太りにくくて美肌効果もあるって、本当?

 

糀甘酒を飲むときは、コップ1杯程度が目安。糀甘酒に含まれる糖質にはオリゴ糖ブドウ糖がありますが、砂糖にくらべて太りにくいとされています。

 

オリゴ糖は人の腸では消化・吸収されにくく、低カロリー。また、ブドウ糖は脳のエネルギー源として大量に使われるので、コップ1杯程度の糀甘酒を飲んだからといって、脂肪に置き換わることはないのだそうです。

 

「さらに、糀甘酒に含まれるビタミンB群には、糖質を代謝する働きがあるので、脂肪が体内にたまるのを防ぐことができるのです。とはいえ、一度にたくさん飲めば、糖質の摂りすぎで脂肪に置き換わってしまいますから、注意しましょう」(前橋先生)

 

また、糀甘酒を毎日コンスタントにとると、お通じがよくなって、美肌になるといううれしい効果も!

 

糀甘酒に含まれる不溶性食物繊維には、便のかさを増やして腸のぜん動運動を促す働きがあり、水溶性食物繊維(オリゴ糖)には、水分を取り込んで便をやわらかくする働きがあります。


「甘酒には美容にいい成分も豊富ビタミンB群には肌のターンオーバーを促す働きがあり、〈グルコシルセラミド〉という保湿成分には肌をしっとりとさせる効果があります。また、アミノ酸の一種の〈エルゴチオネイン〉は、ビタミンEの7000倍もの抗酸化力を持ち、肌のシワやたるみを予防するアンチエイジング効果がある成分として、近年注目されているのです」

 



◆甘酒ドリンクでおなかスッキリ


夏バテ予防&腸活に、暑い夏には糀甘酒を冷やして飲むのがおすすめ。でも、なかには「甘みが苦手で、そのままでは飲みづらい」と感じる人もいるでしょう。

 

そんな人は、糀甘酒をほかのドリンクとミックスするのがおすすめ。組み合わせるドリンクをローテーションすれば、毎日飲んでも飽きることがなく、腸活効果もアップ! なお、市販の糀甘酒にはストレートタイプ、濃縮タイプがあって、製品によって甘さが異なります。ミックスする分量は目安なので、自分好みの味に調整してくださいね。

 

腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が倍増!
●糀甘酒+豆乳

糀甘酒には米由来のオリゴ糖が含まれ、豆乳には大豆由来のオリゴ糖が含まれています。この2つを合わせることで、ビフィィズス菌のエサとなるオリゴ糖が倍増。腸内環境が整うことでお通じがよくなり、朝の「すっきり」を体感できるはず! 

1:1で合わせると、ほどよい甘さでマイルドな口当たりに。豆乳が苦手な人は牛乳にしてもOK。牛乳にはオリゴ糖が含まれていませんが、乳酸菌のエサとなる乳糖が豊富です。

 

お通じがよくなって、美肌に
●糀甘酒+無塩トマトジュース

トマトジュースには腸内環境を整える食物繊維とともに、アンチエイジング作用のあるリコピンやβ-カロテン肌のハリを保つのに役立つビタミンCなど、健康と美容によい栄養素がたっぷり。食物繊維とビタミンB群を豊富に含む糀甘酒と合わせることによって、お通じがよくなり、美肌効果が期待できます。

1:1で合わせると、糀甘酒でトマトの酸味がやわらいで、さわやかな甘さに。ほかにも、酸味のあるフルーツジュースとも好相性です。糀甘酒4:オレンジジュース1が目安。

 

W発酵パワーで腸内の善玉菌を元気に
●糀甘酒+ヨーグルト

糀甘酒には〈腸内細菌のエサ〉となるオリゴ糖と食物繊維が含まれ、ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌という〈善玉菌〉が含まれています。つまり、この2つを同時に摂ることによって、〈腸内細菌のエサ〉と〈善玉菌〉の両方を腸に届けることができるのです。善玉菌が優位な腸内環境に導いてくれます。

1:1で合わせると、ちょっと緩めのヨーグルト風に。シリアルにトッピングしてもOK。

 



もっと知りたい!甘酒Q&A

 

Q. 1日のなかで、いつ飲むのが効果的?

A. 好きなときに飲んで問題ありませんが、甘み成分が含まれているので、夜寝る前ではなく日中に飲むのがベスト。おすすめは朝食や昼食、または午後2~4時くらいの時間帯。甘酒に含まれるブドウ糖は脳のエネルギー源なので、目覚めをよくしたり、仕事の集中力を高めてくれたります。栄養が豊富なので、朝食を摂る時間がないとき、コップ1杯の甘酒を朝食代わりに飲んでもOK。

 

Q. 甘酒は体によいから、何杯飲んでもいいの?

A. 糀甘酒は病院で使われる点滴と同様に、即、体内で消費されてしまうため、「太りにくい」とされています。とはいえ、飲みすぎは禁物! 「健康効果が高いから」と、何杯飲んでもいいわけではありません。一度にたくさん飲むとカロリーオーバーになってしまうので、1日に飲む量はコップ1杯(200mlあたり158kcal)以内にしましょう。

 

Q. 粒ありと粒なし、腸活にはどちらがいいの?

A. 腸活効果はどちらもほぼ同じ。甘酒に含まれているつぶつぶは米こうじ。粒ありは米こうじが残っている状態で、粒なしは米こうじをつぶした状態です。いわば、「あんこ」の粒あんとこしあんの違いのようなものです。どちらのタイプも、米こうじの成分が私たちの腸内で不溶性食物繊維として働き、便のかさを増やしたり、善玉菌のエサとなったりして、腸内環境を整えるのに役立ちます。


(オレンジページサロンWEB 「オレペ腸活部」より)

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