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夏のお弁当作り、冷凍おかず凍ったまま入れるはNG⁉【食中毒対策の意外な落とし穴】

冷凍しておいたおかず、「凍ったままお弁当に詰めちゃおう」と考えたことはありませんか?

保冷剤代わりになりそうだし、凍ったまま使える市販の冷凍食品もありますよね。

でも、家庭で作った冷凍おかずは、自然解凍だけだと危険。食中毒のリスクを知って、しっかり対策しましょう。

冷凍してた作りおきおかず。凍ったまま入れていい?

ホームフリージングは食中毒のリスク大

市販の自然解凍OKの冷凍食品は、調理後に急速冷凍することで菌の増殖を防ぎ、自然解凍しても食中毒が起きないようにしています。

家庭では業者レベルの急速冷凍はむずかしいため、自家製の冷凍おかずを自然解凍でお弁当に入れるのは避けて。

必ず再加熱してから弁当箱に入れること

食中毒の原因菌は、凍らせても死滅しません。食品の中心温度が70℃以上になるよう、途中でかき混ぜ たり裏返したりしながら長めに加熱し、しっかりさましてから弁当箱へ詰めて。

冷凍おかずは加熱してからお弁当に。しっかり温めて、安心の作り置きを楽しんでください。

教えてくれたのは…野上優佳子さん

料理家、弁当コンサルタント。35年以上お弁当を作りつづけた経験に基づき、実用性と汎用性の高いレシピを数多く発信、好評を得ている。お弁当の食中毒対策にも詳しい。著書に『 学童弁当 月~金の5日間×6週間、30日分のマラソンレシピ』(小学館クリエイティブ)など多数。

『オレンジページ』2025年7月17日号より)

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監修/野上優佳子 イラスト/ナカオ テッペイ 原文/池田 泉 文/池田なるみ