52歳、更年期でフルタイム勤務を辞めるべき?LiLiCoが語る自分を追い込まない選択
だからこそ、考えだしたら不安でたまらない、家族や自分の老後の生活。
各分野のスペシャリストが、そんなあなたの不安にそっと寄り添います。
今回のお悩み/健康
更年期で心身ともにつらい。今の会社を辞めようかと考えています。


ここ数年、更年期の症状に悩まされています。ホットフラッシュや疲労感、眠りが浅いなどの体の症状に加え、集中力の低下やイライラなど、メンタルも絶不調。これまでの仕事量をこなすのがむずかしくなってきました。モチベーションも下がる一方で、今のままフルタイムで働くのは正直つらいです。家事は夫や大学生の娘が手伝ってくれていますが、仕事だけはどうにもならず……。仕事を辞める、あるいはパートなど非正規の仕事に就いたほうが体がラクになるのではと思っています。今は婦人科でもらった漢方薬をのんでいますが、今後はホルモン補充療法も検討中です。
(52歳・女性)
LiLiCoさんの回答
更年期の「期」は、「いつか終わる」という意味。トンネルを抜けるまであと少し!

LiLiCoさん
私も数年前までバリバリの更年期でした。とくにホットフラッシュ※1には悩まされましたねえ。突然カーッと熱くなって、全身汗ダラダラ&下着まで汗びっしょり! 体はだるいし、毎日、眠くて眠くて……。もちろん、いつもイライラしていましたよ。幸い、テレビでは〈キレキャラ〉で通っていたので、イライラしていてもあまり気づかれませんでしたが(笑)。
私がこのかたにいちばん言いたいのは、更年期はいつか終わるということ。以前、専門家のかたに「更年期の『期』は、『期間』のこと。だから必ず終わりがあるんですよ」って言われたとき、気持ちがスーッとラクになりました。個人差はありますが、52歳ならホルモンの変動に体が慣れるまで、あともう少し。仕事のことは更年期のピークが過ぎてから考えてもいいんじゃないでしょうか。体調が悪くて判断力が低下しているときに、大事な決断をするのは得策とはいえません。
私の場合、更年期の症状がひどいときも、「ちゃんとやらないと芸能界の仕事がなくなってしまう!」と自分を奮い立たせていました( 笑)。でも必死だったからこそ、深刻に考えすぎずに乗り越えられた面も。仕事をしていたほうが気がまぎれることもありますよね。
今までどおりいかなくても、落ち込まなくてOK。イライラしてもOK! 家族や会社の人はもちろん、ホルモン治療薬だって、頼れるものは何でも頼って、嵐が過ぎるのをもう少し待ちましょう。
※1 ホットフラッシュ
突然顔や体が熱くなり、のぼせ、ほてり、発汗などが起こる症状のこと。女性ホルモン「エストロゲン」が減少し、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることによって起こる。更年期障害の症状を訴える人の4 ~8割にみられるといわれている。
映画コメンテーター・タレント
1970 年、スウェーデン生まれ。スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18 歳で来日し、翌年芸能界デビュー。「王様のブランチ」(TBS系)に映画コメンテーターとして出演するほか、ドラマ、映画、舞台、ナレーションなど幅広く活躍。2024 年、国際女性デー表彰式で「HAPPY WOMAN賞」を受賞。
取材・文/太田順子 イラスト/松元まり子













