なぜなら!
●食=料理を作る人から食べる人への愛情がたっぷり詰まっている
●アート=作る人から見る人へのメッセージが込められている
そのため、ふだんから食×アートに触れることで、やさしさが育まれたり、どうやったら相手にうまく思いを伝えられるか、考える力がついたりするんです。
へ〜! って思った、そこのアナタ! ぜひ親子で食×アートにチャレンジしてみませんか?
今、アートって難しいんじゃ……って思ったでしょ? いえいえ、身近な文房具を使って、工作感覚でトライすればいいんです。
たとえば、コレ!
折り紙でお弁当を作ろう
折り紙で、家族やお友達のお弁当を作ってみましょう。
用意するものは、折り紙と、はさみとのり。
もし、おばあちゃんのお弁当を作るなら、
「どんなおかずが好きかな?」
「食べやすさを考えたら、おかずの大きさを小さめにしてあげるといいかも」
「食べる量はどれぐらい?」
こんなことを親子で会話しながら、想像をふくらませてみて。
相手のことを考えることで、「気づき」が生まれる
相手の好みを考えるには、ふだんから相手のことをよ〜く見ておくことが必要ですよね。そうすれば、小さな変化にも気づいてあげられます。
「気づき」って、やさしさのかたまり! ふだんからその人を思いやっているってことなんですよ。
また、「折り紙で作る」っていうのもポイント。
折り紙なら失敗してもやり直せるので、思い切っていろんなことにチャレンジできます。
それに、表現方法も無限大!
たとえば「切る」という作業ひとつとっても、はさみできれいに切る方法と、手でビリビリちぎる方法などがあります。「折る」も、真っ直ぐピシッと折り目をつけてもいいし、くしゃくしゃっと丸めてもいい。
意外とビリビリちぎったり、くしゃくしゃっと丸めたりしたものの方が、リアルに見えたりするんですよ。ぜひとも、本物をよ〜く観察して、作ってみてください。
ここでの作り方に「正解」はありません!
いろいろと工夫を楽しんでみて。
そして、出来上がった作品は、親子で鑑賞会。上手にできたポイントをしっかり褒めてあげて。きっと「やる気」にスイッチが入って、「また作りたい」「今度は〇〇に挑戦したい」という気持ちがわくはずですよ。
もちろん、「折り紙のお弁当」はほんの一例に過ぎません。
野菜を観察して、絵を描いてみよう
いきなり工作は難しい……っていうお子さんなら、たとえば、野菜を観察してクレヨンで絵を描くのも、立派なアート。半分に切った断面をよく観察して描いてみると、新しい発見があるかもしれません。
また、いつものおかずを紙粘土で再現するのもおすすめ。その場合は食器もいっしょに作ってみましょう。なかでも和食&和食器は、工夫ポイントがいっぱいありますよ。
ぜひ、すてきな作品をいっぱい作ってくださいね!
(『こどもオレンジページ No.4』より)
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