2022.08.24

想像力とコミュニケーション力がアップ!?  意外と簡単! 食×アートにチャレンジ♪

最近、小学校受験にアートがよく取り入れられているのをご存じですか? とくに食と組み合わせたお題がよく出ていて、その作品から、その子のやさしさやコミュニケーションのとり方がわかるんだそう。

なぜなら!

●食=料理を作る人から食べる人への愛情がたっぷり詰まっている
●アート=作る人から見る人へのメッセージが込められている

そのため、ふだんから食×アートに触れることで、やさしさが育まれたり、どうやったら相手にうまく思いを伝えられるか、考える力がついたりするんです。

へ〜! って思った、そこのアナタ! ぜひ親子で食×アートにチャレンジしてみませんか?

今、アートって難しいんじゃ……って思ったでしょ? いえいえ、身近な文房具を使って、工作感覚でトライすればいいんです。

たとえば、コレ! 

折り紙でお弁当を作ろう


折り紙で、家族やお友達のお弁当を作ってみましょう。
用意するものは、折り紙と、はさみとのり。

もし、おばあちゃんのお弁当を作るなら、
「どんなおかずが好きかな?」
「食べやすさを考えたら、おかずの大きさを小さめにしてあげるといいかも」
「食べる量はどれぐらい?」

こんなことを親子で会話しながら、想像をふくらませてみて。

相手のことを考えることで、「気づき」が生まれる





相手の好みを考えるには、ふだんから相手のことをよ〜く見ておくことが必要ですよね。そうすれば、小さな変化にも気づいてあげられます。

 「気づき」って、やさしさのかたまり! ふだんからその人を思いやっているってことなんですよ。

また、「折り紙で作る」っていうのもポイント。
折り紙なら失敗してもやり直せるので、思い切っていろんなことにチャレンジできます。
それに、表現方法も無限大!
たとえば「切る」という作業ひとつとっても、はさみできれいに切る方法と、手でビリビリちぎる方法などがあります。「折る」も、真っ直ぐピシッと折り目をつけてもいいし、くしゃくしゃっと丸めてもいい。
意外とビリビリちぎったり、くしゃくしゃっと丸めたりしたものの方が、リアルに見えたりするんですよ。ぜひとも、本物をよ〜く観察して、作ってみてください。

ここでの作り方に「正解」はありません! 
いろいろと工夫を楽しんでみて。

そして、出来上がった作品は、親子で鑑賞会。上手にできたポイントをしっかり褒めてあげて。きっと「やる気」にスイッチが入って、「また作りたい」「今度は〇〇に挑戦したい」という気持ちがわくはずですよ。

もちろん、「折り紙のお弁当」はほんの一例に過ぎません。

野菜を観察して、絵を描いてみよう




いきなり工作は難しい……っていうお子さんなら、たとえば、野菜を観察してクレヨンで絵を描くのも、立派なアート。半分に切った断面をよく観察して描いてみると、新しい発見があるかもしれません。

また、いつものおかずを紙粘土で再現するのもおすすめ。その場合は食器もいっしょに作ってみましょう。なかでも和食&和食器は、工夫ポイントがいっぱいありますよ。

ぜひ、すてきな作品をいっぱい作ってくださいね!

『こどもオレンジページ No.4』より)

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監修/矢野文彦(スイング幼児教室) イラスト/MASAMI 文/児玉知子

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