ひとふりで、さわやかな風味と独特のしびれる辛さを加えるさんしょうの粉。出番はうなぎを食べるときぐらい、気づけば香りがとんでしまった……という経験はありませんか? さんしょうの粉は油との相性がよいので、炒めものの仕上げに加えると、いつもとひと味違うさわやかな味わいに。かじきの代わりに、鶏胸肉や鶏もも肉で作るのもおすすめです。
きゅうりの炒めものは、中華料理店のような火力が出ない家庭用コンロでは水っぽくなりがち。きゅうりに塩をふって10分ほどおき、ぎゅっと水けを絞ってから炒めると、味がぼやけません。さんしょうの粉と塩で味をととのえたら、すぐに火を止めて。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

山椒はしびれるような刺激的な辛みを持つスパイス。ミカン科の植物独特のさわやかな香りも特徴です。この香りを生かせば、塩やしょうゆを減らした料理でも、満足度の高い一皿に。
厳選した山椒を丹念にひいた、香り立ちのよいさんしょうの粉。ピリッと刺激的な特徴のある辛みは、みそやしょうゆ、塩味にもよく合います。うなぎのかば焼きだけでなく、炒めものやみそ汁、卵料理など幅広く使えます。
12g 356円(税込み)
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(ナッツカンパニー)
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