ポリ袋で揉むだけ⁉長谷川あかりさんの卵・粉・ソースなしの『鶏メンチカツ』って?

メンチカツは大好きだけど、小麦粉、溶き卵やバッター液、パン粉を順につけて、揚げて。油の片づけもあるし、めちゃくちゃ手間がかかる料理です。どうにかもっと簡単に、かつおいしく作りたいと思ったんですよね。肉だねに牛乳を多めに加えてゆるゆるに作れば、小麦粉も卵もなしでじかにパン粉をつけても大丈夫。しかも、牛乳のおかげでふっくら仕上がります。柔らかくて成形しにくいので、袋の中で混ぜてパン粉の上に絞り出せば、手もあまり汚れず効率的です!
『メンチカツ』のレシピ

あっさりめの鶏ひき肉で作るのが好き。
めんどうな工程と材料をできるだけ省いた
びっくりするほど簡単に作れるメンチカツです。
材料(2人分)
〈肉だね〉
鶏ひき肉(もも)……200g
玉ねぎの粗いみじん切り……1/4個分
牛乳……大さじ5
料理酒(または酒)……大さじ1
塩……小さじ1/2
青じその葉……適宜
パン粉
揚げ油
作り方

(1)肉だねを作る
肉だねの材料を保存袋や丈夫なポリ袋に入れ、よくもんで混ぜ合わせる。

(2)パン粉をつける
バットに多めのパン粉を入れる。(1)の袋の一方の角を切り、パン粉の上に約1/6量を絞り出す。くずれないように注意しながらパン粉をまぶし、小判形に整え、かるく押さえてパン粉と肉だねを密着させる。残りのたねも同様にしてパン粉をつける。

(3)揚げる
直径22cmのフライパンに(2)の1/2量を並べ、高さ1cmほどまで揚げ油を注ぎ入れて中火にかける。油が泡立ってきたら弱めの中火にし、3分ほど揚げる。上下を返してさらに4分、焦げないように様子をみながら揚げ、油をきる。残りも同じ油に入れて同様に揚げて、青じそを敷いた器に盛る。


パン粉について
生パン粉のザクザク感ももちろんいいのですが、乾燥パン粉を使うことのほうが多いですね。メンチカツにも、乾燥パン粉がおすすめ。あれば、ぜひ「細目」を選んでください。油を吸いすぎず、さっくりと軽めに揚がるんです。

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.2』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa
料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子
