
新発売! こどもオレンジページ×CROKKAのコラボ商品『みんなのココア』はどうやって作られる?

「大人もこどももおいしく飲める」ことにこだわって作ったココア。おいしさの秘密が、素材や作り方にいっぱいつまっています。せっかくなので、『みんなのココア』ができあがるまでの道のりをたどってみていきましょう。
『みんなのココア』のメイン素材は「スペシャルティカカオ」。「スペシャルティカカオ」とは、〈細部にこだわって作られる高品質のカカオ豆〉のことで、世界のカカオ全体の6%しかないという特別なものなんです。
まずは、産地をご紹介。インドネシアの南スラウェシ州エンレカン県という、山間地です。
わ~お、雄大! こんな美しい自然の中で、化学肥料や農薬をなるべく使わず、丁寧に管理しながら自然に栽培しています。
カカオは木になる果物。チョコレートやココアの原料になるカカオは、じつはフルーツなんです。枝にぶら下がっているラグビーボールのようなものが「カカオポッド」。
収穫して割ってみると、中はこんなふうになっています。
白い果肉(カカオパルプ)の中にカカオ豆が入っています。……とはいえ、果肉に包まれているのでこの段階ではまったく見えません(笑)。この実を発酵させるのが次の工程。

発酵とは、目に見えない微生物(菌やカビ、酵母など)が食べ物を食べることでそれに変化をもたらすこと。とくに、人間にとってよいものに変化することを「発酵」と呼びます。納豆やみそをイメージするとわかりやすいですね。
ここ、エンレカンでのカカオの発酵は、約6日間、のべ130時間以上の時間と手間ひまをかけてじっくりと丁寧に行われます。その過程でカカオが元々持つ苦みや雑味を減らし、うまみ成分であるアミノ酸がつくられ、果物のような酸味や香り、特別な風味が出てくるのだそう。「発酵」をコントロールしてオリジナルフレーバーのカカオ豆を作るというのも、CROKKAのカカオ豆作りの特徴なんですって。
発酵後に乾燥させたカカオ豆の重さは、約2/5に! 軽くなったカカオ豆から質のよいのものを選別し、日本に運びます。
カカオ豆を選別中の職人さんたち。正面の男性はCROKKAを手掛けるフーズカカオ株式会社の代表、福村さん。現地の農家さんといっしょに良質なカカオの生産体制を築いてきた福村さんは、今もしばしば農場に足を運び、カカオと向き合っています。
–{いよいよココア作りに入ります!}–
カカオ豆から、いよいよココア作り!
そういえば、ココアもチョコレートもカカオ豆からできるのだそう。材料が同じでも違うものになるのはなぜでしょう?
じつは、カカオ豆をローストし砕いた〈カカオニブ〉をすりつぶすと〈カカオマス〉というカカオ率100%のチョコレートができます。それを絞って〈カカオバター〉と〈ココアパウダー〉に分けるんです。このココアパウダーがココア飲料の素になるもの。


こちらが〈ココアパウダー〉。油分はカカオバターに集まり、ココアパウダーはさらさらしています。これが、ココア飲料の素になるというわけ。
一方、いわゆるダークチョコレートやミルクチョコレートは、カカオマスに砂糖や粉乳を加えたもの。ホワイトチョコレートは、カカオマスを使わず、カカオバターに砂糖や粉乳を混ぜて作られます(なので白いんですね!)
カカオ豆を丁寧に発酵させるのが、CROKKAのスペシャルティカカオの〈おいしい秘密〉。そのこだわりの豆からできたココアパウダーに、沖縄のサトウキビから作られた本和香糖を配合し、やさしい甘さを加えたのが「みんなのココア」ということ。牛乳と合わせて最もバランスがよくなるように計算したフレーバーに仕上げています。
インドネシアで生まれて大切に育てられたカカオ豆が長~い旅をしてできあがった「みんなのココア」。余計なものが何も入っていないので小さなお子さんにも安心なのはもちろん、豊かな風味で大人も大満足の味わい。朝ごはんやおやつ、食後の家族だんらんのひとときなどにぜひ! グルメな方へのギフトにもおすすめですよ。
文/編集部・和田有可