さまざまなジャンルで活躍している「あの人」にフィーチャー。今、向き合っていることや日々の暮らしなどについて語っていただきます。 インタビューの記事はこちらもチェック
津田健次郎さんインタビュー「仕事も生活も、自分のリズムを保ちながら楽しくやっていきたい」

声優・俳優 津田健次郎さん
つだ けんじろう/1971年、大阪府生まれ。95年テレビアニメ「H2」で声優デビュー。声優、俳優、映画監督、ラジオパーソナリティなど、幅広く活躍。2019年実写版CMPV「極主夫道」で主演・監督を務め、話題に。声優としての代表作は「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」シリーズ、「テニスの王子様」「ゴールデンカムイ」「呪術廻戦」など。20年度声優アワード主演男優賞受賞。23年、映画「マイホームヒーロー」出演。津田健次郎 Official Website X(Twitter) Instagram
仕事も、生活も、自分のリズムを保ちながら、
楽しくやっていけたらいいなと思います
声優として、数々の人気アニメに出演。俳優として、舞台、テレビドラマ、映画と幅広く活躍する津田健次郎さん。今春、津田さんの人間味やセンスにふれられるラジオ番組「津田健次郎SPEA/KING」が始まりました。
「かける曲は、日曜のお昼を意識して選んでいますね。重すぎてもいけないし、暗いのもちょっと(笑)。のんびり過ごしながら、楽しんでいただける曲がいいなぁ、と。旅先か、家か、車の中か。どんなシチュエーションで聴いてくださっているのかな、といろいろと想像しながら収録しています」

番組に寄せられたメッセージを読む「ユアスピ」コーナーも人気。リスナーの相談や悩みに寄り添う津田さんの言葉は、しなやかで温か。〈個〉を尊重する姿が心に響きます。ご自身も生きるうえでマイペースを大切にされているそう。
「僕の仕事は共同作業が必須なので、全体に合わせることも大事ですが、それも含めて、仕事も生活も自分のリズムで楽しくやっていけたらいいなぁ、と思いますね」
人気声優としてブレイクした津田さんですが、10代のころの志望は映画監督。「ネガティブなものをポップに、ポジティブに描くような映画を撮ってみたい」と語ります。
「表現全般が好きなので、ジャンルの垣根なくやっていけたら。最近は、もう少しとがっていくのもいいな、と思ってみたり……(笑)。どんな役を演じても、奥行きや独自の世界を生み出せたら楽しいだろうし、そこは頑張って追求していきたいと思っています」

表現者として、伝統芸能にも関心を寄せる津田さん。2020年からは、朗読×能の企画公演「夜能」に朗読者として参加し、今年も先月に公演を終えたばかり。
「能って、エンタメというよりはアートというか。室町以降のわびさび、そぎ落とし、研ぎ澄まされたシンプルさにひかれますね」
気になる最新アニメ出演作は、今月4日に放送開始の「ラーメン赤猫」。猫たちが営むラーメン店を舞台に、心温まるエピソードが展開する作品です。
「僕が演じる猫店長の文蔵は、職人かたぎながら根はやさしいタイプ。かわいい作品なので、楽しく見てもらえたらうれしいですね」
津田健次郎さんイチオシ!
愛用のコンパクトカメラ

散歩のときに欠かせない、10年来の相棒です
写真が長年の趣味と話す津田さん。ここ10年、いつもかばんに入れている愛用のデジカメがこちら。「出会いは中古カメラショップ。気に入って、パッと買っちゃった一台ですね。スナップショットが好きで、看板とか街の風景とか、本当に何でもないそのへんのものを撮っています」。
これに注目!
「津田健次郎 SPEA/KING」

毎週日曜12時~12時30分
TOKYO FM /JFN 全国38局
ネットにてオンエア中
TVアニメ「ラーメン赤猫」

7月4日より毎週木曜11時56分~
TBS系28局にて全国同時放送開始
津田健次郎さんからの直筆メッセージ

撮影/鈴木康史 取材・文/待本里菜 ヘア&メイク/浅津陽介 スタイリング/小野知晃(YKP)
·2024年6月現在の情報です。