年末年始のプチギフトにも。飲んでもおいしい『最上白味醂』榎本美沙さん/馬場本店酒造・千葉
「白みりん」って何?

「みりん」は和食に欠かせない調味料として、みなさんご存じかと思いますが、「白みりん」は聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
昔は、よく精米したお米を使用して作られたみりんは色が薄いので「白みりん」、逆にそれほど精米していないお米で作られた赤っぽいみりんを「赤みりん」と呼んでいたそう。
そんな白みりんを作り続けているのが、江戸時代から続く老舗、千葉県佐原にある馬場本店酒造です。
和食に限らない!上品な甘みの白みりん

「みりん」というと煮物の照りだし、というイメージを持たれる方も多いかもしれません。けれど、実はおいしいみりんは、和食に限らず、さまざまな使い方ができるのです。
洋食のトマトソースの深みを出したいときに少し入れたり、アルコールを煮切って杏仁豆腐のシロップがわりに使ったり、アルコールをそのままにリキュールがわりにティラミスに使ったり……。
そして、『最上白味醂』はすっきり上品な甘みなので、そのまま飲んでもおいしい!※ 冷やして飲むとすっきりとしてコク深くおいしいです。ただ甘いだけではない、発酵食品ならではの奥深さが感じられます。
包装もすてきなので、ギフトにしても喜ばれるんですよ。
※本品はアルコールを含みます。お子さまやアルコールに弱い方、妊娠・授乳期の方、および運転される方は、加熱してアルコール分を飛ばしてからご使用ください。
寒い時期のお気に入りの使い方

『最上白味醂』は、そのまま飲むほかにもかんきつ果汁と合わせたり、炭酸で割ったりして飲んでもおいしいですが、ホットもおすすめ。
温めると、芳醇なみりんの香りがふわりと広がります。寒い時期におすすめのホットみりんジンジャーの作り方をご紹介します。
ホットみりんジンジャー
材料(1杯分)
白みりん……1/4カップ
水……1/2カップ
しょうが(すりおろし)…… 1/2かけ分
作り方
(1) 小鍋にすべての材料を入れて中火にかける。温まったらカップに注ぐ。
・みりんの量はお好みで足してください。
・みりんのアルコールが気になる方は、小鍋で1分ほど沸かして煮切ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は1月24日更新の予定です。
また次回も楽しみにしていただけたらと思います。
榎本美沙
料理家、発酵マイスター、国際中医薬膳師。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、ラジオ、雑誌などのメディアで活躍。オンライン教室「榎本美沙の料理教室」主宰。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、 Instagram(@misa_enomoto)も人気。最新刊『榎本美沙のみそ本 からだが整う自家製みそ仕込みとちょっと新しいみそ料理 』(主婦と生活社)が好評発売中。その他『ゆる発酵』(小社)、『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)など著書多数。
最新刊『榎本美沙のみそ本 からだが整う自家製みそ仕込みとちょっと新しいみそ料理 』(主婦と生活社)が好評発売中!
写真・文/榎本美沙















