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1月6日まで続く!スペインのクリスマス【クリスマス】

こんにちは、ゆかです。

11月22日の夜、マドリードではクリスマスのイルミネーションの点灯式が行われ、街中がクリスマスムードになりました。今回はスペインのクリスマスをご紹介します。

クリスマス飾り Belén
ベレンは、キリストの誕生のストーリーが再現されている精巧なクリスマスの展示物です。市役所やショッピングモールなどでは毎年立派なものが飾られます。

クリスマスバスケット Cesta de Navidad
会社が従業員へ、日頃の感謝の気持ちとしてクリスマスギフトを贈る慣習があり、ワイン、イベリコハム、チーズ、パテ、チョコレートなどクリスマスの定番の食品詰め合わせが入った箱が届きます。もちろん会社によって違いますし、私のスペイン語の先生によると、昔に比べるとこの慣習を続けている会社は減っているそうです。お世話になった方へ個人的に送る方もいて、デパートには特設コーナーがあります。

クリスマス宝くじ Lotería de Navidad
12月22日には、クリスマス宝くじの抽選会があります。発表担当の学生が当選番号を読み上げる様子(歌うような独特な読み方)がテレビで流れます。1等(El Gordo)は4,000,000ユーロ!
券1枚は200ユーロと高いのですが、10分の1券(décimo)を20ユーロで買うことができます(当選金額も10分の1ですが十分高額!)。
会社や仲間内では、みんなが同一の番号の宝くじを買って、当選したら喜びを分かち合います。ちなみに発売開始は夏です。

クリスマスイブ Noche Buena クリスマス Navidad
家族や親戚が集まって過ごします。12月25日は祝日で、多くのお店がお休みです。
私のスペイン語の先生は「私の子供の頃はサンタクロース(Papá Noel)は来なかった」と言っていました。こう書くと先生はいい子ではなかったと思われるかもしれませんが違いますよ。スペインではプレゼントは1月6日に届きます(後述)。今はそれに加えて、12月25日にもプレゼントが届くご家庭もあるそうです。
なお、日本では一般的な苺のショートケーキは売られず、クリスマスにかかせないお菓子を食べます(次回)。

12粒のぶどう Doce uvas en Nochevieja
12月31日から1月1日に変わった0時に、ぶどうを12粒食べます。1年(12か月)の幸運ということで12粒だそうです。プエルタ・デル・ソルという場所にある時計の鐘に合わせて、その広場で食べる方々も多いですが、テレビ中継でカウントが出るので、それに合わせて1秒に1粒ずつ食べます。マドリードで年越しをした際に私もやりました。粒が大きめなので口いっぱいになりますが食べられます。そしてスペインのスパークリングワインCavaで乾杯をします。そのあと真夜中に花火が盛大にあがります。

スペインで1年の幸福を願って12月31日から1月1日に変わった0時に食べる12粒のぶどう

レイエスマゴス Los Reyes Magos
1月5日の夕方には、多くの市町村でパレードがあります。そこには、レイエスマゴスという3人の賢者がいます。スペインでは彼らが子供達にプレゼントを届けてくれるのです。1月5日の夜、子供達が寝た後、ラクダに乗ったレイエスマゴスが家にやってきます。
1月6日の朝、目が覚めて子供達は大喜び!この1年いい子にしていた子にはプレゼントが置かれています。逆にいい子ではなかったら炭が置かれるのだとか。
市役所の方に教わりましたが、レイエスマゴスがキリストに誕生祝いの贈り物を届けた日にちなんでいるのだそうです。

このように1月6日までがスペインのクリスマスです。長期間ですよね。
次回は、クリスマスの特別なお菓子と、1月6日に食べるクリスマススイーツをご紹介します。

コメント

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コメント 1
  • Nä Ömi
    こちらもクリスマスは1月6日迄ではあるものの、
    隣国でも異なるのですね。ビックリしました。

    本来、1月6日まではツリーを飾っておくようですが、
    今では年が明けると片付けて家の前にツリーを出してしまう家が増えています。
    次回のブログも楽しみにしていますね。❤️

ゆか(スペイン) ユカ

オレペエディター

スペインのマドリードに住んでいる主婦です。休日に美味しいものを食べに行くこと、スペイン国内や近くの国へ旅行することが好きです。日本とスペインの文化の違いの楽しさや、出会えた美味しいものをご紹介していきます。

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