
白髪染め、どれを選べばいい?迷える大人女性のための最新セルフカラー完全ガイド|専門家監修

白髪が気になり始めたら、セルフでケアする方も多いはず。とはいえ、最近はアイテムが豊富で、どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
無理なく理想のヘアをキープするには、用途に合わせて選ぶのがポイント。今回は、白髪染めの種類とおすすめアイテムをご紹介。自分にぴったりの方法を見つけてみて!
白髪を染めるアイテムの違いって?
大きく「永久染毛剤」、「半永久染毛剤」、「一時染毛料」の3つに分けられる

白髪染めとおしゃれ染めはいずれも永久染毛剤(酸化染毛剤)で、違いは濃い茶色の染料の配合量。どちらも髪内部のメラニンを脱色しながら酸化染料を発色させるため、2~3カ月もちます。
ヘアマニキュア、 カラートリートメント、カラーシャンプーなどは半永久染毛剤。髪の表面やキュー ティクルのすきまに色づけるタイプで、色 もちは2~4 週間。ヘアマスカラ、スプ レー、パウダーなどは一時染毛料で色もちは1日程度です。
あなたにぴったりのおすすめアイテムは?
一度でしっかり染めたいあなたは「永久染毛剤」
〈クリームタイプ〉
粘度が高く、髪にしっかり密着。ねらった部分にていねいに塗布できる。白髪が多い人・しっかり確実に染めたい人に。
2剤を混ぜる手間がないワンプッシュ式。染料が毛髪内部に深く浸透し、髪色がリッチな仕上がりに。 全23色とカラーバリエも豊富。
〈泡タイプ〉
ふんわりと髪に広がり、全体を手早く染められる。白髪がまだ少ない人、セルフで簡単に全体のトーンを合わせたい人に。
1回最短5分で染まる泡状白髪カラー。クレイの密着力と空気の力で根元までむらなく染められる。
ヘアカラーの合間をケアしたいあなたは「半永久染毛剤」
〈ヘアマニキュア〉
髪の表面をコーティングして発色。白髪をやさしくぼかし、ツヤ感もプラス。髪や頭皮への負担を抑えたい人に。
白髪を染めながら、ツヤとハリのある美髪へと導く。脱色しないので繰り返し染めても髪を傷めない。
〈カラーシャンプー&トリートメント〉
洗うたびに少しずつ色を補給。染めた色みを長もちさせたい人や、次のカラーまでのつなぎにおすすめ。
キューティクルをコントロールし髪の内部へ色素を凝縮・浸透させる処方。細ノズルでリタッチも可能。
ヘアカラーを長もちさせるコツは?
カラー後1週間が勝負。毎日のトリートメントで髪と頭皮を徹底的にケア
カラーした当日はまだ薬剤が安定していないので、髪を洗わないほうがベター。翌日から1週間は、カラー用シャンプーやトリートメントを使って、カラー後の毛髪を弱酸性に寄せ、髪と頭皮を保護しましょう。
そうすることで染料が内部にしっかり定着し、色もちがよくなります。紫外線の徹底ガードもお忘れなく。
白髪染めは、選び方ひとつで仕上がりや手間が変わります。自分にぴったりの方法を取り入れて、ヘアカラーをもっと気軽に楽しんでみてください♪
教えてくれたのは……伊熊奈美さん
美容ジャーナリスト。日本毛髪科学協会 毛髪診断士指導講師。女性誌や美容専門誌をメインに活躍中。著書に『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)など。
Instagram:@namiikuma_hairista
監修/伊熊奈美 取材・原文/伊藤由起 イラスト/平松昭子 文/池田なるみ