
これほんとに塩だけ⁉スープ作家・有賀薫さんの『スペアリブと大根のスープ』が潔い

素材のうまみをじっくり引き出す、塩とこしょうの潔い味つけ。
スープ作家・有賀薫さん直伝のひと皿は、コトコト煮込むほどにスペアリブのだしが大根にしみわたり、ほっとするおいしさ。スープを飲み干したあとも、その余韻がやさしく残ります。
ほうっておけばできる、シンプルで滋味深いスープ。ごまやねぎ、ゆずこしょうなどを添え、味変しながら食べるのがおすすめですよ!

有賀薫さん
『スペアリブと大根のスープ』のレシピ

材料(2~3人分)と作り方
豚スペアリブ400~500ɡは塩小さじ2をすり込み、粗びき黒こしょう適宜をふって30分~1時間おく。大根10㎝は縦横半分に切る。鍋にスペアリブ、大根、水1~1.2リットルを入れて中火で煮立た せ、アクを取って弱火にする。 しょうがの薄切り1枚、ねぎの青い部分1本分を加え、水適宜をたしながら50分~1時間煮込む。 塩適宜で味をととのえる。
むずかしいことは何ひとつないのに、味わいは奥深く。 忙しい日にもふと思い出して、きっと何度も作りたくなりますよ!
教えてくれたのは……有賀薫さん

スープ作家。毎日の食卓に寄り添う、手軽でやさしいスープレシピを提案。季節の食材を使った具だくさんスープや、ひと皿で満足できる食事スープなど、幅広いメニューを紹介している。著書に『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)など。
料理/有賀薫 文/池田なるみ