
材料2つで、感動のおいしさ!ウー・ウェンさんのふわとろ『卵とトマト炒め』

ふんわり卵ととろとろトマトが口の中でとろける、絶品の炒めもの。
卵をフライパンで大きくかたまりにするのが〈ふわとろ〉の秘訣。家庭でも簡単にプロの味わいが楽しめます。
白いご飯と一緒に味わえば、もうたまらない。想像以上のジューシーさを、ぜひ堪能してください!
『卵とトマト炒め』のレシピ

材料(2人分)
溶き卵……3個分
トマト……2個
塩(粒が粗めのもの)……小さじ1/3
にんにく(たたく)……1かけ
粗びき黒こしょう……少々
〈水溶き片栗粉〉
水……大さじ1
片栗粉……小さじ1
油……大さじ1と1/2
作り方

(1)水溶き片栗粉の材料は混ぜておく。トマトは縦半分に切ってへたを切り落とし、一口大の乱切りにする。フライパンに油を入れて強めの中火にかけ、溶き卵を一気に加える。弱めの中火にし、卵が固まった部分を菜箸でフライパンの側面に寄せて上げ、まだ固まっていない卵液をフライパンの底面に流す。これを繰り返しながら、大きなかたまりを作る。

(2)卵をフライパンの端に寄せてトマトを加え、トマトの上に卵をのせる。トマトはさわらずそのまましばらく加熱する。
POINT
卵を上にのせるのは、卵の熱でトマトの表面にも火を通すため。卵が焦げるのも防げます。

(3)トマトの角がくずれて皮がめくれてきたら、塩とにんにくを加え、全体を炒め合わせる。
POINT
トマトから汁けが出てきたら卵にからめるように炒めます。

(4)にんにくの香りが立ったら水溶き片栗粉をもう一度混ぜて加え、ひと混ぜする。器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。
なじみのある食材で、ここまでおいしい!
ふんわり卵とジューシートマトの組み合わせは、食卓にあるだけで幸せ気分にしてくれます。ぜひ、定番に加えてみてください♪
教えてくれたのは……ウー・ウェンさん

1990年に中国・北京より来日、母や祖母の味を受け継いだ北京の家庭料理や、その根本の考え方が滲み出すレシピや著書に多くのファン、支持者を生み、今や料理研究家という枠を超えた影響力を持つ。「ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理」・「ウー・ウェンの炒めもの」(いずれも高橋書店)、「料理の意味のとその手立て」(タブレ)、「本当に大事なことはほんの少し」(大和書房)など。
あわせて読みたい
料理/ ウー・ウェン 撮影/福尾美雪 スタイリング/駒井京子 文/池田なるみ