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食べて納得。ウー・ウェンさんのあえての鶏胸で作る『チンジャオロースー』が想像以上

鶏むね肉で青椒肉絲(チンジャオロース)?と驚くなかれ!

下ゆでいらずの鶏肉はしっとりやわらか、ピーマンは白いわたを取ることでシャキシャキ感が際立ちます。食べて納得、想像以上においしい本格派の一皿です。

『鶏肉のチンジャオロース』のレシピ

材料(2人分)

ピーマン……4個(約160g)
鶏胸肉(皮なし)……1枚(約200g)

〈鶏肉の下味〉  
粗びき黒こしょう……少々  
酒……大さじ1  
しょうゆ……小さじ1  
にんにくのすりおろし……1かけ分  
片栗粉……小さじ1

〈A〉 
塩(粒が粗めのもの)……小さじ1/3  
粗びき黒こしょう……小さじ1/3  
赤唐辛子の輪切り……1本分

油……大さじ1
ごま油……小さじ1/2

作り方

(1)ピーマンは上下を薄く切り落とし、縦に半分に切ってから種を取り除く。白いわたを切り落とし、縦にせん切りにする。鶏肉は繊維にそって大まかに切り分け、横に幅5mmのそぎ切りにしてから細切りにする。

POINT
白いわたまでていねいに切り落とすことで、食感がよくなり、余分な水分が出るのを抑えられます。

ボールに入れ、〈鶏肉の下味〉の材料を順番に入れてそのつど鶏肉にからめる。 白いわたまでていねいに切り落とすことで、食感がよくなり、余分な水分が出るのを抑えられます。 鶏肉は細く切るので、ゆでずに下味をつけてOK。

POINT
鶏肉は細く切るので、ゆでずに下味をつけてOK。

(2)フライパンに油を入れて強めの中火にかけ、すぐに鶏肉を入れる。弱めの中火にし、全体に油がなじむまで炒めたら、ピーマンを加え、香りが立つまで炒める。〈A〉を順に加えて全体にからめる。火を止め、ごま油を加えてさっと混ぜる。

鶏むね肉でお財布にもやさしいのも魅力。いつもとひと味違うチンジャオロースに、気づけば夢中になる予感です。

シャッキシャキのピーマンは、無限に食べられちゃいますよ!

教えてくれたのは……ウー・ウェンさん

1990年に中国・北京より来日、母や祖母の味を受け継いだ北京の家庭料理や、その根本の考え方が滲み出すレシピや著書に多くのファン、支持者を生み、今や料理研究家という枠を超えた影響力を持つ。「ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理」・「ウー・ウェンの炒めもの」(いずれも高橋書店)、「料理の意味のとその手立て」(タブレ)、「本当に大事なことはほんの少し」(大和書房)など。

『オレンジページ』2025年10月2日号より)

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料理/ ウー・ウェン  撮影/福尾美雪 スタイリング/駒井京子 文/池田なるみ