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ゼロ円ですぐできる。あなたと家族の命を救うおうちの防災対策とは?収納や避難経路

突然やってくる災害。備えが大切とわかっていても、「何から始めればいいの?」と迷うこともあるものです。

そんなときは、特別な道具やお金をかけなくても、今すぐできるおうちの安全対策から。

今回は、生き残る可能性を高める4つをご紹介。いざというときに慌てないよう、まずは身近なところから整えていきましょう。

命を救うおうちの安全対策4つ

1.「避難経路」を確保する

玄関や掃き出し窓、勝手口などいざというときの避難経路を確認。居間や寝室から逃げる際にじゃまになりそうなものは、すべて撤去を。

2.「机の下」に物を置かない

地震の際は落下物から体を守るため、すぐに机やテーブルの下に身を隠すのが重要。机の下には物を置かず、逃げられるスペースを保って。

3.「重いものを下に」が鉄則

ふだんから棚に荷物を入れる際は、重たいものを下に、軽いものを上に収納して。重いものを上にしまうと落下してきたときに危険なだけでなく、棚自体の重さでバランスが不安定になり、倒れやすくなってしまいます。

4.「火気」は家具や壁から離す

寒い時期はストーブなどの火気器具を、壁や家具から離して置くのがお約束。揺れや転倒による燃え移りを防ぐため、可能なら1m以上離しましょう。

小さな工夫を積み重ねることで、日常の安心はぐっと増していきます。普段の暮らしの延長でできることから、気軽に取り入れてみてください。

教えてくれたのは…
辻 直美さん
国際災害レスキューナース、一般社団法人育母塾代表理事

国境なき医師団で活動した後、 阪神・淡路大震災を経験。その後、国際緊急援助隊医療チー ムにて救命救急災害レスキューナースとして活動。現在はフリーランスのナースとして、講演や防災教育を行う。

詳細はこちら

『オレンジページ』2025年9月2日号より)

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監修/辻 直美  イラスト/あべさん 原文/和栗 恵 文/池田なるみ