大人気‼あの【雪の妖精シマエナガ】シマちゃんの森にいる、かわいい仲間を一挙紹介
こんにちは! ボクはシマエナガ。前にもお会いしましたよね。そう、北海道に住んでいるコトリですよ~。猛暑を乗り越えて、いよいよボクたちの季節、冬がやってきましたよ~。前回は自己紹介したので、今回は北海道で出会う仲間たちを紹介するね!

なんといっても、赤い羽根の色がかわいらしいベニヒワさん。冬になるとやってくるトリですよ。春になると雪の上で木の実をついばんでいるんですよ。

お次はとってもくいしんぼうなウソさん。冬に北海道にやってきますよ。これはだんなさんの方。奥さんはもっとシックな色合いですよ。いつもくちばしにご飯をくっつけているんです。ボクの分も食べちゃわないでね~!

こちらは冬に北極圏から北海道にやってくるユキホオジロさん。きっと北海道の冬を「暖かいなあ」と思っているんでしょう。海辺に生えているハマニンニクが大好物みたいですよ。

このへの字口のきかんき風の顔立ちのコトリはキクイタダキさん。ぼくより小さくて全部で10㎝くらいしかないんですよ。でもね、頭に黄色い冠をつけているでしょ。これが王冠みたいだ、とヨーロッパでは国鳥にしている国もあるんですって。

このトリは、夏に北海道にやってくるルリビタキさん。青とオレンジのコントラストがなんともおしゃれでしょ。ボクは白と黒と茶色のモノトーン系だけど、こんな色にあこがれるな~。

お次はイタリアンレッドのイケおじ風のベニマシコさん。初夏に北海道にやってきて、真夏には真っ赤になるんだよ~。とってもきれいな色でしょ。

いきなりぐぐーっと大きくなったのはトラフズクさん。おとなは全長38㎝くらいになるんですよ。この顔、どこかで見た、おいしいパイを想像させるでしょ。ところで耳みたいに見えているのは、実は飾り羽なんだって。カチューシャみたいでかわいいよね~。

トリの最後を飾るのは、ミソッチことミソサザイさん。じつは一年中北海道にいるんだけれど、冬から春にかけて、ちょこちょこ出てくるんですよ。まるでぼた餅のようにまるまるしていて、小さくてかわいいトリなんですよ~。

北海道で暮らす小さな仲間のエゾナキウサギさん。実は北海道が大陸とつながっていた太鼓の昔からいたとされている長老的存在なのさ~。涼しいところが大好きだから、ずっといてもらうためにも温暖化、なんとかしなきゃだね~!

木のうろから貌を出しているのはエゾモモンガ兄弟だね。じつはモモちゃんたちは夜活動するんだ。こうして昼間に顔をだすのは、珍しいんだよ。大きなお目目に、真っ黒いアイラインはアイドルの証でしょ~。

はい、ラストは、これはボクの雛時代の写真さ。まるっきり違って見えるけれど、パンダ目とボルドー色のアイラインが、おとなになるにつれて変わってきて、今の姿になるのさ~。

ボクの楽しい仲間たち、まだまだいるんだよ~。ボクたちシマエナガの写真と仲間たちの写真がたっぷり詰まった本が『シマエナガと交換日記3 シマエナガと北の森の仲間たち』ですよ~。シマちゃんのほかに、39種類の北の森の仲間たちが出演しますよ~。ボクらはもちろん、仲間たちの紹介コラムもたっぷり読めて、ページも50ページくらい増えていますよ~。ちょっと重くて厚くなっちゃって、ごめんなさい~。
ぜひボクたちの姿を見て、カメラマンのおじちゃんとのかけあいにくすっと笑って、また冬をぬくぬく過ごしてね~。大好きな人にもプレゼントして、いっしょにほっこりしてくださいね~!

(書籍『シマエナガと交換日記3 シマエナガと北の森の仲間たち』)
forest_limit

札幌で会社員の傍ら、週末は「鳥活」と称してカメラを構えて野山を歩く。「すべらない写真、すべるキャプション」をモットーに、インスタグラムに鳥たちの写真を一日一投。「癒やされる」「元気がでる」と人気を博す。いちばん大好きな鳥はルリビタキ。

『シマエナガと交換日記』『シマエナガと交換日記2』も大好評販売中!!
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撮影/forest_limit 文/編集部・はらだま








