井上咲楽は、ギリギリまで寝ていたい。
ぺえさんと回転寿司&ラーメンをハシゴしました
実家の朝ごはんはヨーグルト。
そうなったのは、私が高校生のころだったと思う。
それまでは、3つに分かれたプレートに、
フルーツ、
野菜炒め、
母が焼いた堅めのパンがのるのが、
井上家の朝ごはんの定番だった。
しかし、私はだんだんと朝が弱くなり、朝ごはんを食べる時間があるくらいなら寝ていたい! と思うように。そんなころ、父も朝ごはんを食べすぎると眠くなるので、朝は軽めがいいと言いだした。
そこで、母が作り始めたのが
豆乳ヨーグルトだった。
実家ヨーグルト
作り方はシンプル。
豆乳に市販のヨーグルトを入れて混ぜたら弱火にかける。ぬるま湯程度になったら火を止めて7~8時間放置したら完成! 豆乳ヨーグルトは牛乳で作ったクリーミーなものに比べて、さっぱりしていて、そのまま食べるには少し物足りない。
そこで、きな粉や、季節のフルーツのジャムなどを入れて混ぜて食べる。

少し変わったアレンジとしては、塩をひとつまみだけかけて塩けを楽しんだり、
ごまを前日の夜から入れておくとヨーグルトの水分を吸ってぷっくり、プチプチとしておいしくなる。
時間がない朝に、母が用意してくれた豆乳ヨーグルトを冷蔵庫からサッと取り出し、ストーブにかけてあるコーヒーをカップに注ぎ、サクッと朝ごはんを食べて学校へ向かう。
時間がなさすぎて、立ち上がったままヨーグルトをかき込むこともしばしば……バタバタだが、
ギリギリまで寝ていたい! という希望はかなった。
高校時代からたね継ぎを繰り返すこと600回以上
633回継ぎ足した、実家のヨーグルト
私が高校生のときから始まった実家のヨーグルト作りは、たね継ぎを繰り返し、もう
600回以上、作りつづけている(失敗もあってたまにたね継ぎ記録が途絶えてしまったり……)。
桜を見ながら15キロ
朝ごはんをしっかり食べていそう! と言われることも多いが、じつは今でも朝は出発の20分前まで寝ているし、朝ごはんはヨーグルトぐらいがちょうどいい。
京都で父のイベントに出ました
じつは上京してからずっと、朝はコーヒーを飲むだけだったが、次に実家に帰ったときにヨーグルトの作り方を教わろうと思う。
PROFILE
井上咲楽(いのうえ・さくら)1999年、栃木県生まれ。2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。「おはスタ」「新婚さんいらっしゃい!」など、バラエティ番組で見せる明るいキャラクターで人気を博す。NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演。2024年5月に『井上咲楽のおまもりごはん』、11月に『じんせい手帖』を出版。「発酵食品ソムリエ」資格、「食品衛生責任者」の資格も持つ。