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2023.11.10
今回は、きのことさつまいもを使った、秋らしいおかずを2品紹介します。私はあまり作り置きはしないのですが、この2品は作っておくととても助かる、わが家の定番。材料も作り方もとてもシンプルで、ご近所さんが遊びに来たときにお話ししながらでもパパッと作れてしまうほど手軽！
どちらもほどよく酸味がきいてさっぱりとしているので、メインの料理のつけ合わせにもぴったり。一度作ればレシピなしで作れるほど簡単なので、ぜひYouTubeチャンネル『クリトモ式』とあわせてチェックしてください。
作り置きは日もちすることが大切。たっぷり作って長く楽しみたいから、保存性が高まる材料で仕上げます。使うのは塩、酢とレモンの酸味、赤唐辛子。この組み合わせなら、保存性がいいのはもちろん、適量で作っても間違いなくおいしくなります！ できたても美味ですが、一日おいて味がなじむとさらに美味。だからたっぷり作るのがおすすめなんです。
きのこ（エリンギ、生しいたけ、ひらたけ、まいたけなど）……好みのものを好きなだけ。今回は24㎝のフライパン山盛りの量
赤唐辛子……1/2本
オリーブオイル（または米油）……適宜
白ワインビネガー（なければ酢）……適宜
レモン…… 1/2個
塩……適宜
（1）
きのこは食べやすいサイズに切るか手でほぐし、フライパンに入れる。赤唐辛子は種を除いて加える。オリーブオイルを1周回しかけ、塩適宜を全体にふる。
（2）
中火で熱し、シュワーッという音が出はじめるまでしばらく放置してから炒める。きのこがしんなりとしたら白ワインビネガーを１周回しかけ、混ぜながらさらに炒める。味見をして、塩適宜で味をととのえる。
（3）
きのこがさらにしんなりして水分が出てきたら火を止め、レモンの果汁を絞り入れ、混ぜ合わせる。
（4）
保存容器に入れて粗熱を取る。全体を混ぜて下にたまった水分をなじませ、オリーブオイルをたっぷりかけて混ぜる。冷蔵で2～3日保存可能。
きのこは加熱すると小さくなるので、エリンギは乱切り、しいたけは厚めにスライスします。
さつまいものレモン煮は、太いいもを使っても作れますが、煮るのに時間がかるし、カットして煮るとくずれやすく、残念な見た目になりがち。細めのさつまいもを使えば、すぐに火が通るので時短で完成！ 丸い輪切りは、皿に盛りつけてもお弁当に入れてもかわいいですよ。
さつまいも（細めのもの）……2本
レモン……1/2個
砂糖……適宜
塩……ひとつまみ
（1）
さつまいもは洗って幅1.5cmほどの輪切りにする。小鍋に入れて、かぶるくらいの水を加える。砂糖大さじ2、塩を加えて混ぜ、強火にかける。
（2）
沸騰したら中火にしてレモンの汁を絞り入れ、アクを取り除いて5分ほど煮る。煮汁の味見をして砂糖適宜で味をととのえる。
（3）
煮汁が1/2量くらいになったら火を止めて粗熱を取る。さらにさつまいもが煮汁を吸って水分が減ったら完成（煮汁の量は動画でチェック！）。保存容器に入れる。冷蔵で2～3日保存可能。
レモンは最初に入れても、煮立った段階で入れてもOK！ レモンの酸味でさつまいもの皮が鮮やかになります。
皮の色がこんなに色鮮やか！ やっぱり輪切りがかわいいですね。
私は収納や片づけが苦手。調味料はいろいろ試したいからすぐに増えるし、ラップやアルミホイルも片づけてしまうと、ないと思ってまた買ってきてしまったり……。
そしてついに、プロに教わりながら本気で収納、片づけに取り組みはじめました。一気に全部を整理するのではなく、「今日はこの棚を片づける」という感じで少しずつ。それでも、食器棚ひとつを片づけるのに2時間かかることもあるほどですが、夢中で片づけています。
今日は、IKEAのワゴンを組み立てて、キッチンの調味料の収納を。よく使うものは上段に入れて……と、実際に料理するときの動きをイメージしながら片づけました。少しずつですが、片づくと気持ちもスッキリしますね。
＞＞「向いてると思う。トモは料理上手だよ」。母・栗原はるみの言葉で料理の道へ。栗原友さんインタビュー
栗原友
愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』（プレジデント社）など。
Youtubeチャンネル「クリトモ式」
▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h
料理・スタイリング／栗原 友 撮影／富森 浩幸 編集・文／藤岡 操
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