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さまざまなジャンルで活躍している「あの人」にフィーチャー。今、向き合っていることや日々の暮らしなどについて語っていただきます。 インタビューの記事はこちらもチェック

「気品と風格と愛情深さと。心の動きを大切に声にしました」加藤和樹さんインタビュー

2025.01.30

俳優・歌手・声優 加藤和樹さん

松重 豊さん「スープは作り手の努力が味に繋がるメニュー。その奥深さにひかれます」

歌手・俳優・声優 加藤和樹さん

かとう かずき/1984年、愛知県生まれ。2005年にミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴び、翌06年にCDデビューを果たす。日本武道館や日比谷公園大音楽堂などでの単独ライブや全国ライブツアーを開催するなど、精力的に活動している。09年からは韓国、台湾、中国でCDデビュー。俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、ミュージカルや声優としても活躍している。21年、第46回菊田一夫演劇賞受賞。
加藤和樹Official Web Site X(Twitter) Instagram


気品と風格と、愛情深さと。
うそがないよう、
心の動きを大切に声にしました

歌手、俳優、声優と幅広く活躍している加藤和樹さんが、劇場アニメ「ベルサイユのばら」で演じるのは「まさか、この役だとは思わなかった」と話すフェルゼン。スウェーデンの伯爵で、アントワネットの秘められた恋の相手です。

「伯爵のような気品のある役はあまりやったことがなくて。新たな挑戦だと、いろいろ考えました」


アニメでは、実際のお芝居とは違って声だけでキャラクターを表現しなければなりません。どのような苦労があったのでしょうか?

「クールな役を演じたことはありますが、クールと気高いとはまた違います。声が低ければ品が出るわけでもない。なんとかフェルゼンとしての風格を漂わせるために、とことん気持ちを考えていきました。彼の心の動きを大切に、うそがないようにと意識して」

アントワネットへの抑えきれない愛情、オスカルへの信頼ゆえの本音。すべてを声にのせて演じていったといいます。

「一人の人間として恋をして、あらがえない気持ちを抱えている人物です。葛藤して苦悩する姿は、貴族ではあるけれど、一人の男性だからこそのことだと感じました。激しい愛情を持つアンドレとは違い、静かだけれど決して消えることのない、ときには激しく燃えることもある情熱を持つ人だったんだな、と。作品を知るまではいけすかない人物だと思っていたんですが、ごめんなさい、フェルゼンさんという思いです(笑)」


劇中では、印象的なシーンで楽曲が入り込むのも今作の特徴。歌唱シーンの収録は、アフレコが始まる1年も前だったそう。

「まだ役ができていない状態だったので、むずかしかった。歌声にどう感情をのせるか必死でした。歌詞の内容から自分の心で感じたまま歌うことで、役柄の原型みたいなものを作れた気がします」

不朽の名作といわれ、多くの人たちに愛されている作品。むずかしさやプレッシャーを感じつつも、せりふや歌唱での表現に真摯に向き合って、声のみでの演技をやりきった充実感が伝わってきます。

「リアルに描けば悲惨な物語ではありますが、そのなかで気高く美しく、必死に生きた人物を演じられたことはとても誇らしいし、出会えてよかったと思っています」




加藤和樹さんイチオシ!

サウナ

疲れたら迷わずサウナです!

「ラーメン二郎」をこよなく愛することでも知られている加藤さんですが、ここ数年のブームはサウナだとか。「もともと銭湯が好きなんですが、数年前からはサウナにもハマっています。近場も行きますし、舞台で地方へ行ったときにも近くにあれば足を運びます。先日は北海道の女満別と帯広で泊まったホテルにサウナがあったので堪能しました。気分がいいのはもちろん、疲れがさっと取れるのでイチオシです。最近はサウナ施設の名前入りのタオルや手ぬぐいを集めていて、いい思い出にもなっています。あ、二郎も変わらず好きですよ(笑)。忙しいときのごほうびはもちろん二郎のラーメン。疲れたときこそ、にんにくを摂取したほうがいい!」。

これに注目!

劇場アニメ「ベルサイユのばら」

Ⓒ池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
2025年1月31日(金)全国ロードショー
原作/池田理代子 
監督/吉村 愛 脚本/金春智子 
声の出演/沢城みゆき、平野 綾、豊永利行、加藤和樹、武内駿輔、江口拓也、入野自由ほか
製作/劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給/TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ

池田理代子の漫画『ベルサイユのばら』が、1972年の連載開始から50年のときを経て、完全新作として劇場アニメ化。男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、オーストリアから嫁いできた王妃マリー・アントワネットを中心に、フランス・ベルサイユで時代に翻弄されながらもそれぞれの運命を美しく生きる人々の姿を描く。

加藤和樹さんからの直筆メッセージ

加藤和樹さんからの直筆メッセージ
加藤和樹さんからの直筆メッセージ

『オレンジページ』2025年2月2日号より)

撮影/鈴木康史 取材・文/晴山香織 ヘア&メイク/瀬戸口清香 スタイリング/立山 功 [掲載協力]Yohji Yamamoto POUR HOMME

●2024年12月現在の情報です。

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