定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。>>バックナンバーはこちらから 餃子はそれぞれお気に入りのレシピがあると思いますが、わが家のスタンダードはコレ。包む手間を省くことはできないから、他の工程はとにかくラクに作れるようにしています。フライパンの中で肉だねを混ぜて包んだらペーパーで拭いて、洗わずにそのまま焼けば、調理道具が最小限! 白菜のジューシーさを生かしたいからあえて塩もみはしません。私はあっさりめの鶏ひき肉が好みですが、豚ひき肉でももちろんOK。焼き餃子と水餃子を両方同時に楽しむのもおすすめですよ。
材料(20個分) 〈肉だね〉鶏ももひき肉……100g白菜……200gしょうが……1かけしょうゆ……小さじ1料理酒(または酒)……小さじ1塩……小さじ1/2片栗粉……大さじ1/2青じその葉……10枚餃子の皮(大判)……20枚米油(または好みの油)……小さじ2ポン酢しょうゆ……適宜片栗粉 作り方 (1)肉だねを作る白菜、しょうがは粗いみじん切りにして直径22cmのフライパンに入れる。青じそ以外の残りの肉だねの材料を加え、全体がなじむまでゴムベらなどで混ぜ合わせる。青じそをちぎって加え、さっと混ぜる。 (2)包む餃子の皮1枚の中央に肉だねの約1/20量をのせ、皮の縁に水をつけてひだを寄せながら包む。残りも同様に包みながら、片栗粉適宜をふったバットに並べる(冷凍で約2週間保存可)。包み終わったら、フライパンをペーパーで拭く。 (3)焼く(2)のフライパンに米油小さじ1を入れ、餃子8~10個を並べる。中火にかけ、焼き色がついたら水1/4カップを注いでふたをし、弱めの中火で5分蒸し焼きにする。ふたを取ってフライパンを揺すりながら水けをとばし、底面にしっかりと焼き色がつくまで焼いて器に盛る。残りも同様に焼いて、ポン酢しょうゆを添える。
餃子を包むときは「あんベラ」を愛用 小さめのスプーンでももちろんOKですが、くぼみがなくて先が丸い「あんベラ」があると、とっても包みやすいんです。1個分のあんをすくいやすいサイズ。ペースト状のものを平らにのばしやすいので、餃子以外にも、パレットナイフがわりに使えます。家事問屋 あんベラ 長谷川あかり料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)が発売中。 X:@akari_hasegawa (『オレンジページ』2025年3月17日号より) 料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子 料理で当たり前と思いがちなひと手間を省いておいしくできるレシピをご紹介!
長谷川あかり料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)が発売中。 X:@akari_hasegawa (『オレンジページ』2025年3月17日号より) 料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子 料理で当たり前と思いがちなひと手間を省いておいしくできるレシピをご紹介!