定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。 料理を楽しむためには、手を抜くところとかけるところのメリハリをつけるのがいいのかな、と思っています。今回のメニューでいうと、鶏肉。下処理がいらない「から揚げ用」が時短調理の強い味方です。まな板が汚れないし、どうせ切って食べるから一口大でもOKですよね。照り焼きは調味料だけでももちろんいいのですが、ミニトマトを加えるのが私流。カッチリ和風の献立にも、洋風や中華風の副菜にも合うんですよ。
材料(2人分) 鶏もも肉(から揚げ用) ……200~250gミニトマト……8個(約120g)A 料理酒……大さじ2※ しょうゆ、みりん……各小さじ2 塩……少々オリーブオイル※料理酒ではなく清酒を使用する場合は、塩少々をたしてください。 作り方 (1)鶏肉を焼く直径22~24cmのフライパンにオリーブオイル小さじ1を中火で熱し、鶏肉を皮目を下にして並べ入れる。皮に焼き色がついたら返し、さっと焼く。 (2)蒸し焼きにする へたを取って半分に切ったミニトマト、Aを加えてふたをし、4分ほど蒸し焼きにする。 (3)炒めて汁けをとばすふたを取り、ミニトマトをつぶしながら炒める。汁けがとんで調味料が煮つまったら、器に盛る。
直径22~24cmのちょい深フライパン 2人分のごはん作りには、ちょっと深めで直径22~24cmのフライパンがちょうどいい。ぴったりのフタとセットで使えば、よく私が作る蒸し料理や軽い煮込み料理などにも便利。野菜をゆでるのも、このフライパンひとつでできちゃいます。ウルシヤマ金属工業(株) クワトロプラス-IH フライパン 長谷川あかり料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。パーソナルムック『長谷川あかり DAILY RECIPE(vol.1)』(扶桑社)が発売中。 X:@akari_hasegawa (『オレンジページ』2024年7月17日号より) 料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子