
2017.04.25
最近、レモンケーキの人気が再燃だとか。
「懐かしいね~」と呟いたそこのあなた、昭和何年生まれでしょうか?
レモンケーキは昭和40年代にブームが起こり、お使いものや仏壇のお供えとしてポピュラーだったとか。
へぇ~ですよね。お供え物がレモンケーキなら、ご先祖様も喜びそう。
というわけで、「懐かしい」の反応は、少なくとも昭和30年代~40年代生まれなのでは……と思いきや、意外に僕より若者が懐かしい発言するんですよねー(当方昭和57年生まれ)。
なんだか納得いかないので、「ほんとに懐かしい? なんで?」と問い詰めると、
小さい頃に食べたわけではないけど、なぜか懐かしいとのこと。『オレンジページ』編集部内で検討したところ、1.「レモンの味というものは人の郷愁を誘う」 2.「レモンケーキの形が、いかにも昭和のお菓子っぽいから」という仮説に達しました。なかなかの納得感です。
ワタクシ編集・小松としては、「甘食」に似てるからという理由も個人的に付け加えたいです。
最近は現代的なパティスリーでもレモンケーキが置かれているのをよく見ます。レモンの天然果汁がたっぷり入っていたり、皮を使ったデコレーションなど技巧を凝らしてあるものなど様々ですが、やっぱりあの形あってこそ。家で作ってみたいという方は、ぜひ専用の型を購入されるのをおすすめします。「レモンケーキ天板」2,700円(税抜) 問い合わせは03-3436-8414 オレンジページ通販
レモンケーキと同様、レモンタルトも昔から愛されているレモンスイーツ。
ただ、こちらは日本ではなくフランス生まれ。レモンケーキよりもずっとずっと昔から存在していますね。
なぜだろう、純ジャパニーズなのに食べると思わず呟いてしまう、「懐かしい」と……。
やっぱりレモンの味には、どこか郷愁をくすぐるところがあるのかも!
ちなみに以前、パエリアを食べて「懐かしい」と言った先輩がいました(純日本人)。
それはさすがに突っ込みましたけどね~。
料理/荻田尚子、撮影/岡本真直、文/編集部・小松
(『オレンジページ』2017年5月2日・17日合併号より)
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