家族にもっと野菜を食べさせたいけど、苦手でなかなか食べてくれない。
こんなお悩みを持つ方、きっと多いですよね。
レジェンド寮母こと村野明子さんは、Jリーグサッカーチームの寮母として、18年間、100人以上の食事を作ってきました。その中で、野菜が苦手な選手にも、たくさん食べてもらうためのレシピを試行錯誤してきたのだとか。なかでも、これは!というイチ推しがこちら。なんと
1食1人分で野菜が150gもとれるんです。
ズバリ、野菜の苦みが消える
秘密は……「玉ねぎのすりおろし」!ごはんが進む、にんにく入りの甘辛しょうゆ味に、玉ねぎのすりおろしを加えたスタミナだれは、うまみと甘味がばつぐん。
野菜の苦みやクセをマスキングしてくれます。とろみもつくので、お肉と野菜がしっかりからみ、
気がついたらいっぱい野菜を食べていた、なんていう夢のレシピ。さらに卵黄をからめる、というのだから、もうこれは間違いない……!
『にらとえのきのスタミナ豚丼』のレシピ
材料(2人分)
豚ロース薄切り肉……150g
にら……1束(約100g)
えのきだけ……1束(約100g)
卵黄……2個分
〈スタミナだれ〉
玉ねぎのすりおろし……1/2個分(約100g)
にんにくのすりおろし……1かけ分
鶏ガラスープの素(顆粒)……小さじ2
砂糖、しょうゆ、酒……各大さじ1
温かいご飯……どんぶり2杯分(約400g)
白いりごま……適宜
片栗粉
ごま油
作り方
(1) にらは幅5mmに切る。えのきは根元を切り落として長さを半分に切る。スタミナだれの材料を混ぜる。豚肉は片栗粉を両面に薄くまぶす。
(2)フライパンにごま油小さじ1を入れて中火で熱し、豚肉を広げ入れて色が変わるまで炒める。えのきとスタミナだれを加えて煮からめる。器に盛ったご飯にのせ、卵黄を落として白ごまをふる。
にらやにんにく、玉ねぎに含まれるアリシンと、ビタミンB1が豊富な豚肉を合わせることで、
疲労回復効果も期待できるレシピ。野菜が苦手な人だけでなく、日々の健康を意識したい人もぜひトライしてほしいです!
教えてくれたのは……村野明子さん
スポーツ料理研究家。フードコーディネーター。Jリーグサッカーチームの寮母として18年間、100人以上の食事を作る中で、「レジェンド寮母」の愛称で呼ばれるように。現在は日産スタジアム内の「Sunday Monday Kitchen」を運営しながら、横浜F・マリノスのアカデミー生(小・中学生・高校生)への食事提供を行う。
(
『オレンジページ』2023年11月17日号より)
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