料理をするときに効率よく複数の作業をしたいけど、なかなか作業スペースが確保しづらい我が家のキッチン……。
そんななか出会ったこのまな板に、日々助けられています。
料理家の先生に取材をした際、「すごく便利ですよ」と教えていただいたのが出会い。愛用しているものは18.5×18.5㎝のコンパクトな正方形でスペースを取らず、さらには、2辺が立ち上がっていて、食材が転がっていかない作りになっています。
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調理前の卵を無造作に置いておいて、キッチン台から床に落としたことがある私は、
生卵ストッパーにも使っています(きっと作り手の意図とは違うでしょうね……)。
機能的なだけでなく、見た目がスタイリッシュと思ったら、
2020年度の『グッドデザイン賞』を受賞しているそう。
私は背が高いので、上から込める力が強いのかもしれません。切るものによっては、プラスチック製のまな板だけだと、包丁のまな板へのあたりから、ときおり肩が凝ってしまうことも。そのため、ほとんど木製まな板の上にのせて使っています。
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サイズがわかりやすいように玉ねぎをひとつのせてみました。下には、大きな木製のまな板を敷いています。こんなふうに使っているうち、はたと気づいた、別の使い方があるんです。
複数の食材を切っても仕分けられるから、まな板の上が散らからない
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それは、まな板(キッチン台)の上で
2枚の小まな板で〈食材の仕分けをする〉というものです。
それまでは1枚のまな板の上で、調理したいものとお皿に盛りつけたいものが混在していることがありました。調理中もあれを切り、切り終わったらまな板の奥によせて、手前で別の食材を切って……といったふうに複数の作業をすると、時間のない朝などは、気分的にはしっちゃかめっちゃか。
実際、まな板の上では、あっちとこっちの食材が何となく混ざり合うといった光景が繰り広げられていました。
でもこのまな板を2枚買ったら、そのドタバタ劇が解消されたんです。
こっちの食材を切ったら奥に寄せて……というのは同じ流れなのですが、それぞれの食材の下に小さなまな板があることで
食材をがバラつかないから移動させやすく、周辺に水が飛び散ったり、汚れたりすることも避けられます。
まな板の上の食材がきれいに整っている(風)って、こんなにも気持ちがいいのだと気づいたしだいです。
鍋や器へ……食材の移動も、ストレスフリー!
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まな板自体は薄手で軽いので、
片手でまな板ごと持って食材を移動させ、鍋へほうりこむのもとっても楽。小さい子の抱っこで腕が筋肉痛のかたや、仕事や家事、育児で疲れていて、重いまな板に泣かされていたかたにも朗報です!
まな板の上でうっかり食材がバラついてしまったときは、この
まな板をスクレイパーのように使って、集めるなんて使い方もいいかもしれません。
どっしりとしたイチョウのまな板などもやっぱり素敵ですし、利点も多く、手放しづらいですが、時間との勝負! 手入れが楽! という点では、この小まな板に軍配が上がるかも。
「水切りスリット」があるから、キッチン台が濡れづらい!
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このまな板は隅に水切りスリットがあるので、水分の出る食材でキッチン台を濡らしてしまう頻度も減りました。
スリットからうまく水が流れていくようにするのには、スリットと対角線上の隅にふきんをかませて高低差をつけるのがおすすめ。
私はざらっとしてすべりにくい麻などのふきんを厚みが出すぎないように畳んで使っています。
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スリットだけをシンクに突き出すようにして置くのが、水をきるときのポイントです。
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使い終わったらササっと流して軽くふいて、あとはこうしてフックに吊るし、乾かしながら収納したら、終了。本日もお疲れ様でした!
他にも、ちょこっとまな板ビッグ(21cm×21cm×2.5cm)、ちょこっとまな板ロング(26cm×16cm×2.5cm)とサイズ違いもあるので、作業スペースの広さや形状、使い勝手に合わせてぜひ使ってみてくださいね。
この記事を書いたのは……
中嶋茉莉花
フリーランスエディター。大手出版社勤務後、独立。ファッション編集部出身だが、最近はライフスタイル企画を中心に、食企画も多く担当。仕事を通して出会う方々のすまいやキッチンで見つけたアイデアを参考にして、100円ショップでは重箱の隅をつつき、高見えするグッズを探しています。
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