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日本中の雑煮を食べつくした料理家も!『全国のお雑煮』おもしろ6品【お雑煮の会&料理編集部員に大調査】

2023.01.01

『全国のお雑煮』のおもしろ6品

日本全国で正月はお雑煮を食べることが多いとはいえ、具や味わいは地域によって千差万別。世の中にはいったいどんな雑煮があるんだろう? と気になり調査をすることに。
お雑煮好きが高じて友人と「お雑煮の会」を結成し、全国の雑煮を作り食べつくした料理家の荒木典子さん&食べること大好き『オレンジページ』編集部員に聞いてみました!

「お雑煮の会」おすすめ、全国のお雑煮3品

【岩手県】あまじょっぱい味がくせになる

くるみ雑煮

角餅、すまし仕立ての雑煮。甘いくるみだれをかけていただく。たれを少しずつつゆに溶き、味の変化を楽しむ。

【福岡県】具だくさんでごちそう感満載

博多雑煮

丸餅、すまし仕立ての雑煮。焼きあごでだしをとり、塩ぶりにかつお菜を添えて。里いも、にんじん、しいたけと具だくさん。

【香川県】あんもちが主役の驚き

あんもち雑煮

あんもち、白みそ仕立ての雑煮。正月のハレの日の食卓に、昔は貴重だった白下糖を、雑煮の餅に使ったのが始まりとされる。
※参考文献/『別冊うかたま 年取りと正月の料理』(農文協)

地域差&個性あふれる『オレンジページ』編集部員の雑煮3品

【埼玉】編集・しみず

究極のシンプル雑煮

「じつは私、お餅好き。そのせいか、わが家の正月料理といえばお雑煮でした。母のお雑煮は、あくまでお餅が主役。トースターか魚焼きグリルで香ばしく焼いた角餅に菜っ葉、飾りに三つ葉、具はこの3つだけ。つゆも超シンプルにかつおだしにしょうゆのみで味つけと、とにかく潔いお雑煮でした(しみず)」

こちらは、全国的によく作られている、すましタイプの雑煮。かつおと昆布でだしをとってもおいしい。正月のころにぐっとおいしくなるほうれん草を入れて。

【奈良】編集・井上

紅白水玉雑煮

「父が独身時代から私が2歳になるころまで住んでいた、奈良県の伝統的なお雑煮が実家の味のルーツ。具は下ゆでした丸餅と、祝だいこんと呼ばれる小さい大根、金時にんじんを輪切りにしたもの。白みそ仕立てのつゆに紅白の水玉が浮かぶ見た目が、草間彌生をほうふつとさせるような気が(笑)(井上)」

写真は、普通のにんじんと大根で作ったもの。白みそと、信州みそのような米みそをブレンドして使うと甘すぎず、キリッと味がひきしまる。奈良では、お雑煮から餅を取り出してきな粉砂糖につけて食べることも。

【宮城】編集・渡辺

海の幸・山の幸雑煮

「とにかく具だくさんで、正月の食卓に欠かせないごちそうでしたね~。大根、にんじんをせん切りにしてゆで、もどしてせん切りにした高野豆腐とともに、お雑煮にたっぷり入れるとおいしいんですよ。焼きはぜと干ししいたけでとっただしがベースのつゆがまた味わい深くて……。毎年楽しみな母の味です(渡辺)」

寒さ厳しい宮城県では、ゆでた野菜を凍らせて使うこともあるそうで、写真は一度冷凍した野菜を入れたもの。焼きはぜはなかなか手に入らないので、煮干しを活用しても。


今回紹介した6品は、世の中の雑煮のあくまで一部。だけど、地域差だけではなく、各家庭で本当にさまざまな食べられ方がされているんだな~と改めて雑煮文化が興味深くなりました。
みなさんも家庭の味を堪能したあとは、ほかの地域のお雑煮に挑戦してみてはいかがですか?

『オレンジページ』2023年1月2日号より)

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料理・監修/荒木典子 取材協力/お雑煮の会 撮影/公文美和  文/編集部・堀部

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