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お餅が簡単おつまみに! 料理編集者・山田がハマった「餅ステーキ ガーリックバター風味」(レシピあり)

2022.01.17

オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

おつまみ餅ステーキ ガーリックバター風味

vol.61

入社27年目 計量が苦手な山田の場合
『おつまみ餅ステーキ ガーリックバター風味』

 

遅ればせながらで恐縮ですが、新年明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い致します。なんてご挨拶しながらも、この原稿を書いているのは年明け三連休の最終日……。あ~、もう明日からは正月気分を完全に脱して仕事をせねばと思いながら、まだまだ正月の余韻が漂うわが家の食卓。この年末年始、きっとおいしいだろうな~と妄想しながら作りそびれていたメニューを思いきって作ってみたら、想像以上においしかったので、恥ずかしながら、新年の挨拶がわりに(?)ご紹介したいと思います。

その一品とはフライパンで焼いた切り餅に、刻んだねぎ入りのガーリックバターをのせただけという超簡単なおつまみ風の一皿。これがもう最高にビールによく合う味わいで、あっという間にペロリ。おかわりしたい気持ちをぐっとこらえてこの原稿を書いている今も、私の口は完全にガーリックバターモード。ほんとにこれ、おいしいんですよ!

このメニューを作ろうと妄想し始めたきっかけは「餅はフライパンで焼くのがいい」というインスタ経由で仕入れた情報。これまでシンプルな焼き餅はなんの疑問もなく、オーブントースター(実家ではストーブ)で焼いていた私にとってはかるいカルチャーショック。さっそく試してみたところ、餅がふっくらとおいしく焼けるだけでなく、後片づけもラクチンと感激要素が満載。「餅はフライパン、餅はフライパン」とつぶやきながら、この年末年始、切り餅をフライパンで焼きまくっていたところ、このアレンジを思いついたというわけです。

そんなわけで(どんなわけで?)、切り餅をやたらと食べていたわが家においては、正月用の餅が余るという悩みはナッシング。むしろ「切り餅っておいしいし、いざというときにあると便利」と買い足したほどで在庫は充分。当分フライパン焼き餅ブームは続きそうですので、またおいしいな~と思う自信作ができたら、ご紹介する所存です。改めまして、とんでもなく食いしん坊で呑兵衛な「中の人」の赤裸々な食日記に、どうぞ今年もお付き合いくださいますよう、宜しくお願い致します!

 
  • 餅をフライパンで焼く

    餅をフライパンに並べて焼くのに特別なコツはなし。餅に焼き色がついてかるくふくらんできたら上下を返し、もう片面も同じように焼くだけです。オーブントースターで焼いていたときは、つい目を離して焦がしてしまったり、餅が膨らみすぎて形が大きくくずれたりと、小さなストレスがいろいろとありましたが、フライパンで焼くようになってほんとにストレスなくおいしく焼けるようになりました。

  • 万能ねぎの小口切りを入れたガーリックバター

    バターはしばらく室温において柔らかくしてから、にんにくのすりおろし、ねぎの小口切りと練り混ぜます。にんにくはほんのちょっとあればOKなので、チューブ入りのおろしにんにくを使っても全く問題ありません。万能ねぎがなければ刻んだパセリで代用したり、香味野菜がなければ、粗びき黒こしょうをたっぷり混ぜ込んでもおいしいと思います。お好みでいろいろ試してみてください。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『おつまみ餅ステーキ
ガーリックバター風味』

おつまみ餅ステーキ ガーリックバター風味

材料(1人分)

  • 市販の切り餅(切り目が入ったタイプ) 1個
  • 〈ガーリックバター〉
  •  バター 10gくらい(個包装・1個分目安)
  •  にんにくのすりおろし 小さじ1/2くらい
  •  万能ねぎの小口切り ひとつまみ
  • しょうゆ 粗びき黒こしょう
  • ※一応彩りにクレソンを添えてみましたが、なくても全然問題なし。あくまでもクレソンは彩りです(笑)。

作り方

  1. 万能ねぎの小口切りを入れたガーリックバターガーリックバターを作る。バターは室温におき、柔らかくなったらボールに入れる。万能ねぎ、にんにくを加えてよく練り混ぜ、全体がひとまとまりになったらラップで包んで丸く形を整え、冷蔵庫で冷やし固める。⇒冷蔵庫で冷やし固める時間は適当で。10分もおけば、焼いた餅にのせたときに具合よく溶ける程度に固まると思います。
  2. 切り餅をフライパンにのせて中火で熱し、両面に香ばしい焼き色がつくまでじっくりと焼く。器に盛り、1のガーリックバターをのせて、しょうゆ少々、粗びき黒こしょう適宜をふる。バターをくずして餅にからめながら食べる。 ⇒切り餅を焼くとき、私はふたをせずに気長にそのまま焼いていますが、ふたをして蒸し焼きにするとちょっと早く焼き上がるかもしれません。
山田かおり
Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)
大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。

山田のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。

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