
2016.08.11
世の中に食べ物数あれど、口にする前からその端麗な容姿で虜にしてしまうものって、そうそうないんでは。そう、「目でも味わう」食べ物、それが『パフェ』なんです。
……どうですか、この美しい佇まい。まずは、はやる気持ちを抑えて目で味わう。
充分に堪能したら(写真を撮るのをお忘れなく。あなたのインスタのフォロワのために)、いよいよパフェスプーンで攻めます。トップのフルーツから行くか、生クリームをすくって味わうか、はたまた中ほどまで差し入れてみるか。そんな贅沢な迷いもパフェが与えてくれる幸せなのです。
ひと口に「パフェ」といっても、見た目も味もお店によって様々。まずはみんなだいすきフルーツパーラーのパフェ。
グラスにフルーツの花が咲いたような姿に思わずときめきます。これだけの種類のフルーツを、一度に楽しむことができるのもパフェならではですよね。
次に、今密かなブームとなっている「純喫茶」のパフェ。
シンプルだけど、どこか懐かしい。仕事の合間にふらっと純喫茶に立ち寄って、休憩パフェ。スイーツのパワーでやる気も補給、なんてのもおすすめ。
さらに、パティスリー、洋菓子店のパフェ。
見た目も味わいも特別な、まさに「ごほうびパフェ」です。がんばった自分に甘いギフトを。もちろん、デートや女子会でそれぞれ違うオーダーをして、食べ比べするのも楽しそうです。
最後に、駅前で町なかで、ロードサイドで毎日見かける、ファミレス、コーヒーショップなどのチェーン店のパフェ。こちらも侮れません。
入りやすくてお値段もお手頃。でも、この一品には数々の試作を繰り返し、美味しさとスピードを両立させるオペレートに支えられた情熱が込められているのです。
……いかがでしたか。ここに上げたいくつかの写真を見ただけでも、「食べたい!」という気持ちを抑えきれないのでは。ビジュアルで惹きつけて多彩な美味しさで魅了する。スイーツの最終兵器「パフェ」のブーム、これは来ますよ~!
撮影/広瀬貴子 寺澤太郎 文/編集部・花村 哲
『目で味わう、舌で愛でる至福のパフェ・アーカイヴ 「パフェログ」』(オレンジページ刊)より
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