みなさん、これ知ってますか?
ずばり、青森県のご当地パン『
イギリストースト』!
青森では知らない人がいないくらい有名らしいのですが、初めて見たかたは「青森なのにイギリス?」「トーストされてないけど?」と疑問に思いますよね。
というわけで、同じ疑問を抱いた神奈川県民の編集部員が、『イギリストースト』について調べ、実際に味わってみました!
そもそも『イギリストースト』って?
まず、気になるのはこの名前の由来!
焼いていないのにトーストなのは「
焼くとさらにおいしい」というアピールだそう(諸説あり)で、山型食パンの通称「
イギリスパン」からこの名がつきました。
2枚の食パンで、
グラニュー糖とマーガリンをはさんでいるのですが、じつはその絶妙な配合は発売当初の昭和42年ごろから変わっていないんです!
しかも驚くことに、一日の出荷数が1万個超の現在でも
手作業ではさんでいるとのこと。
さらに、みみまで柔らかい
ふっくらとした食感もこだわりのひとつ。
短い製造ラインでパンの乾燥を防ぐことで、焼き立てのようなふわふわ感が実現できています。
毎月、新商品が出る看板商品。今や知名度は、全国区!
現在も、毎月新商品を発売し、これまでに約300種類の味が発売されています。
なかでも人気があったのは「女峰苺ジャム&マーガリン」や「小倉&マーガリン」だそう。
また、過去にはあのハローキティとの夢のコラボで「青森県産りんごジャム&いちごジャム」が登場したことも!
キティはイギリス出身、そして好物であり青森の名物でもある「りんご」という共通点で実現したそうです。
今年の春にも、弘前さくらまつりの公式応援キャラクター桜ミクさんとコラボを実施して「桜クランチ入り練乳クリーム」を発売!
バーチャル・シンガー「初音ミク」さんから派生したキャラクターということもあり、大きな注目を集めました。
ちなみに、2022年10~11月の限定商品は「ピスタチオクリーム&ホイップ」、「ザクザクチョコクリーム&ホイップ」!
関東では、東京・飯田橋のアンテナショップで販売中!
気になるかたは、ぜひお試しを。
いざ、実食!
『イギリストースト』について分かってきたところで、実食といきましょう!
いろんな味があるとのことでしたが、今回はノーマルの『
イギリストースト』をいただきます。
今年で
発売から55周年を迎えるということで、袋には〈55th〉の文字が!
さて、まずは気になる中身をちらっと拝見……。
聞いていた通り、マーガリンとグラニュー糖が塗ってあるごくシンプルな見た目ですね。
実際に手にすると分かるのですが、パンが本当に柔らかいんです!
どうにかにして、このふかふか感を伝えたい……。
でも触ってみて~とは言えないので、半分に割ってみました!
こんな感じでもちふわ~という感じ。(どうか伝わって)
ここで、「焼くとさらにおいしい」と言われていたことを思い出したので、思い切ってトースターへGO!
中のマーガリンがとろ~っとしてきたところでいただきます~。
さくっ、じゅわ~っ……んんんんんまいっ!
食べる前は、かなり甘いのでは?と思っていましたが、これが意外とちょうどいい!
マーガリンの塩けと、グラニュー糖のやさしい甘みが絶妙にマッチしていて、研究しつくされた配合であることがよくわかりました!
長年愛される理由は……
県外のアンテナショップなどでも販売しているそうですが、青森県内だけでも年間500万個を販売しているというから驚き!
哀愁を感じるパッケージは、自分の地元ではなくとも、なんだか懐かしさを感じますね。
発売から55年たった今でも、毎月新商品を出しているんだから、目が離せないファンの気持ちにも納得です!
ちなみに公式サイトでは、歴代のイギリストーストがずらりと並んだページもあるのでぜひチェックを。
シンプルながらも、おいしさと楽しさを追求し続けているからこそ愛される『イギリストースト』。
一度食べたら、忘れられないご当地パンであることを身をもって実感しました!