すっかり高級魚となりつつあるさんま。でも
旬の今、やっぱり食べたい! そこで
1人1尾でなくても満足できる、コスパ◎なレシピを
飛田和緒さんに教わりました。
さんまの塩焼きと実山椒を新米にのせ、炊き込むだけ。
さんまと実山椒のうまみがしみたご飯とふっくらした身をさっくり混ぜれば、一人1尾無くとも大満足! おいしさを余すところなく楽しめます。すだちをギュッと絞ってどうぞ!
「さんまと実山椒の炊き込みご飯」のレシピ
材料(4人分)
さんま……2尾(約300g)
米……2合(360ml)
実山椒のつくだ煮……小さじ2
薄口しょうゆ……小さじ1
酒……大さじ1
塩、米油、すだちやかぼす……各適宜
【作り方】
(1)米を浸水させ、さんまの下ごしらえをする米はといでざるに上げる。口径約22cmの土鍋
※に入れ、水360mlを加えて30分ほど浸水させる。さんまは胸びれのつけ根から腹に包丁を入れ、尾の手前まで切り込みを入れ、内臓とエラを取る。表面と腹の中を流水で洗い、水けを腹の中まで拭く。
(2)さんまを塩焼きする
さんまの重さを量り、1尾あたり1%の塩を用意する(1尾150g<内臓を除いたもの>につき塩小さじ1/4)。全体と腹の中に塩をふり、10分ほどおき、長さを半分に切る。魚焼きグリル(両面焼き
※)の網に油を薄く塗り、さんまを入れて7分ほど焼く。
(3)さんまをのせてご飯を炊く
(1)の土鍋にしょうゆと酒を入れて混ぜ、(2)をのせ、実山椒を散らす。ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱火で10~15分炊く。10分ほど蒸らし、さんまを取り出す。
(4)さんまをほぐして混ぜるさんまは頭と骨を除き、身をほぐす。(3)の土鍋に戻し、さっくりと混ぜる。器に盛り、すだちなどを絞る。
※炊飯器の場合は、米を内がまに入れて2合の目盛りまで水を注ぐ。作り方(3)と同様に具をのせて普通に炊く。
※片面焼きの場合は、3分ほど予熱し、両面を4分ずつ焼く。
さんまは内臓を除き、塩焼きしてから炊き込むので、臭みもゼロ。
さんま2尾でも家族4人、充分満足できますよ。旬の今、新米とともにぜひ味わって!
教えてくれたのは……
飛田和緒さん
相模湾を見渡す高台で夫と娘の3人暮らし。シンプルで気のきいたレシピにファンが多い。『
がんばらない、無理しない いちばんおいしい野菜の食べ方』が好評発売中。
(
2022オレンジページCooking献立「夕飯、即決、迷わない。」より)
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