冷凍庫、ごちゃごちゃしていませんか?入れておけば長く保存できるからと、食材のとりあえずの逃げ場として使っている人も多いのでは?
さらに、新しい食材を上から重ねてしまい、食材を探しにくくなったり、存在自体を忘れて食べられなくなっってしまうこともありがちですよね。
そこで、料理研究家の島本美由紀さんに冷凍庫のスペースを無駄にしない解決策をうかがいました!
教えてくれたのは……
島本美由紀さん料理研究家、ラク家事アドバイザー。簡単に作れるレシピやだれもがまねできる食品保存や収納のアイディアを提案し、各種メディアで活躍中。
●ごちゃごちゃ冷凍庫の対策法
01.
冷凍室の下段はスペースを3つに分ける!02.
冷凍室の上段は2つに分ける!03.
「冷凍室ファースト」の日をつくり、月1回の冷凍室見直しを!
01.冷凍室の下段はスペースを3つに分ける!
まず、下段は深さがあるので、乱雑に食材を積み重ねてしまい、結果どこに何があるかわからない……。そうならないために、食材を「冷凍食品」「肉・魚・野菜」「その他」のカテゴリー別に、3つのスペースに分け、立てて収納することがポイントです。
例えば
・買ってきた肉や魚、野菜は、一食で使う量に小分けにしてから、冷凍食品と同様に立てて保存。・開封した使いかけの冷凍食品は、優先的に食べきれるように前のほうに置いておく。・アイスやブロック肉など不ぞろいなものはまとめて1カ所に保存などを、上からひと目で見渡せる「立てて収納」と組みあわせて実践すると、出し入れがラクになるうえにスペースを有効活用できます。
02.冷凍室の上段は2つに分ける!
上段はスペースは大きく2つに分けて、一方をよく使う食材や半端食材のスペースに、もう一方を、食材を平らに冷凍するスペースに。上段に入れるものを決めることで、扉を開けている時間を最小限に抑えられる=食材が傷みにくくなるというメリットもあります。
・左右どちらかに金属製トレーを置いて「平ら冷凍」スペースに・冷凍ご飯や冷凍麺は上段手前の優先スペースに・小さい保存袋や容器に入れた薬味などは上段を定位置になど、「立てて保存」のために平らに冷凍するためのスペースと、半端食材や冷凍室を開けてすぐ取り出せるスペースと、下段とは収納する理由が違うものを冷凍しておきましょう。
03.「冷凍室ファースト」の日をつくる!
さらに、気がつくと1 年前に買ったお肉が出てきた……なんてことがないように、1カ月に1 回、冷凍室の食材メインで料理を作る「冷凍室ファーストの日」を設けましょう。
通常は献立を最初に決める場合が多いと思いますが、「冷凍室ファーストの日」は冷凍室の食材を見てから料理を考えます。覚えやすい日を設定するのが続けられるポイントなので、月末や給料日前日など自分のスケジュールに合わせて日程設定を。
以上3つのコツを押さえて、冷凍庫の中身をきれいに保ってみて!
(
『オレンジページ』2021年3月2日号より)
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