2020.08.02
菌やウイルスは目に見えないからと、むやみに掃除をしたり、除菌グッズを使ったりしていませんか?
「正しい手順で使わないと、効果が少ないんです」と教えてくれたのは、現在まで32年間病院の環境衛生に携わり、健康を維持するための掃除に精通する松本忠男さん。
今や、菌やウイルスは一年通して気をつけなければならない存在。手はもちろん、物や場所に対して、アルコールなどを含む除菌・消毒グッズの使用も当たり前になりましたが、その前に必ずしてほしいことがあるそう。
それが【から拭き】。
「え、そんなことで対策になるの?」と思ったかた。菌やウイルス、またカビなどの健康をおびやかす存在は、増え方も違えば、死滅させる方法もさまざま。でも共通する対策が【拭き取ること】なんです。
しかも、菌やウイルスを広げずに取り除くには、ぬらさないで拭く「から拭き」がいいと、検証結果が出ています。
下記のグラフは、ウイルスの飛沫感染リスクが高いダイニングテーブルで、拭きかたによる汚れ落ちを検証したもの。〈乾いた布で一方向に拭く〉ときがもっとも汚れ(菌・ウイルス含む)の量が減り、〈ぬらした布で往復させて拭く〉とむしろ激増することがわかりました。
「なので、から拭きの習慣化が大切なんです」と松本さん。身近なもので拭くのにベストなのが、【マイクロファイバータオル】だそう。繊維が細かいから、汚れと一緒に微小な菌やウイルスも拭き取りやすいからだとか。 しかも使ったクロスは洗剤を使って洗濯をすれば、洗剤の界面活性剤の効果で除菌でき、くり返し使うことができます。
これらのお話を聞いて、さっそく私も「から拭き」を習慣化すべく、玄関にマイクロファイバータオルを数回分、かごに入れて置いてみました!
帰宅後、玄関ノブや手を洗うまでに触る場所が、じつはずっと気になっていたのです……。
現在は、帰ったらクロスを手に取って、玄関や部屋のドアをクロスで拭きながら向かえるので、安心感が♪ 手を洗うために洗面所に直行するので、使ったものをすぐに洗濯機に入れてしまいます。
ちなみに外出先のテーブルなども、除菌シートで拭く前に、紙ナプキンやティッシュなどでから拭きしてから、除菌シートを使うのがいいそう。
菌やウイルスを除くには、まず最初に「から拭き」!
みなさんも、これからの生活習慣の一部に取り入れてみてください。
監修/松本忠男 イラスト/ササキ サキコ 文/編集部・堀部
(『オレンジページ』2020年8月17日号より)
※このページでいう「除菌」とは、菌やウイルス、カビなどをその場から取り除くことを指し、滅菌や殺菌などの「消毒」ではありません。
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