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2015.04.13
最近、「体にいいオイル」に注目が集まっているのをご存じでしょうか? といっても、オイル美容などのスキンケアではなく、食べるオイルのこと。かつてはダイエットの敵として悪者扱いされていましたが、最近、その大切さが見直されているのです。
油(脂質)には、体のエネルギー源になるほか、細胞膜やホルモンの材料になったり、脳の伝達情報をスムーズにするなどの重要な働きがいろいろ。ちなみに人間の脳は、水分を除くと65%が脂質で構成されているのだそう! このように人間の体には油が欠かせないため、できるだけいい油をとることが大切なのです。そこで注目されているのが、さまざまな効能を持つ植物性オイル。今回は「食べて体の内側からきれいになる!」を大特集している『からだの本 vol.25』(オレンジページ刊)から、美容上のメリットが盛りだくさんのオイルたちをご紹介します!
油はいくつかの脂肪酸で構成され、どんな脂肪酸が多く含まれるかは油の種類によって違います。おもに植物性オイルや魚の脂に含まれるのは不飽和脂肪酸と呼ばれ、エネルギーとして使われやすく、体に蓄積しにくいとされています。そして、そんな不飽和脂肪酸のなかでも、とくにきれいをサポートするといわれているのが、パルミトレイン酸、オレイン酸、α‐リノレン酸の3つ。
パルミトレイン酸は、血管を丈夫にする働きを持ち、皮脂の分泌や皮膚の再生をスムーズにするとされています。オレイン酸は、血中の悪玉コレステロールを減らしてくれるほか、便秘を予防する効果も。そしてα‐リノレン酸には、血中の中性脂肪を減らす、アレルギー症状をやわらげる、脳の働きを高めるなどの作用が。また、精神を安定させたり、ホルモンバランスを整える働きもあるんだとか。
では、実際にどんな油を選べばいいのかというと、管理栄養士でオイルに詳しい関口絢子さんが推薦してくれたのは、α‐リノレン酸が豊富な「えごま油」、オレイン酸が豊富な「アボカドオイル」、オレイン酸に加えパルミトレイン酸が多い「マカダミアナッツオイル」の3つ。あまりなじみがないものもあるかもしれませんが、通販はもちろん最近では売り場も増え、スーパーなどでも取り扱っているので、ぜひ一度チェックしてみて!
『からだの本 vol.25』では、それぞれのオイルのさらに詳しい効能と上手な使い方、おすすめレシピをたっぷりとご紹介しています。賢く取り入れて、体の内側からきれいをみがいてみませんか?
(編集部・平尾)
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