
2019.03.07
ふだんの生活で、自分の呼吸について意識することって、あまりないのではないでしょうか? じつは、スマホやパソコンの長時間使用、多忙やストレスなどで心身が緊張してこわばると、呼吸は速く浅くなるといわれます。ちなみに、呼吸が浅い人は、胸郭の動きが悪いため、鎖骨の下あたりを押すと痛みを感じるそう。
そして呼吸が浅くなると、自律神経のバランスが乱れ、冷えやむくみ、肩こり、イライラなどの原因に。そんなとき、おすすめなのが、「ウルトラ深呼吸」。
「ウルトラ深呼吸」は、胸式呼吸と腹式呼吸、両方の要素をあわせ持つ、独自の呼吸法。正義のヒーローのように姿勢よく立ち、胸とおなか、全身を使って深呼吸します。
その最大のポイントは、吸う時間の2倍以上かけて「吐く」こと。息をしっかり吐き出すことで、心身をリラックス&修復させる副交感神経が刺激され、自律神経のバランスが整います。さらに、横隔膜の上下運動により、内臓がマッサージされて活性化。血流がよくなり代謝も上がり、全身のすみずみまで、栄養がいきわたるというわけです。
それでは、さっそく基本の「ウルトラ深呼吸」をご紹介しましょう。
ウルトラ深呼吸を行う時間は、いつでもOK。一日1回は〈深呼吸タイム〉をとるようにしましょう。徐々に体調がよくなり、前向きな気持ちがよみがえってくるはずです。
監修/小関伸哉 イラスト/沼田光太郎 文/編集部・春日
(『オレンジページ』 2019年3月17日号より)
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