2019.02.27
「ポイントカード、お持ちですか?」
日々の買い物で、何度このセリフを聞くことでしょう。
お得な気がしてなんとなく作ってみたり、貯めてみたり。
でも結局ポイントを使わないまま、有効期限が切れる、そんなことを繰り返していませんか?
今は、インターネットの買い物や美容院の予約などで、知らず知らずに貯まっているポイントもあり、自分がどんなポイントを持っているのか、もはや把握すらしきれていないのが悩みどころ。
消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんによると、ポイント上手になるための第一歩は、「自分がどんなポイントを持っているかを整理してみること」。
そして、「貯めるポイントを絞り込むこと」。これだけでも、かなりポイントを有効活用できるようになるそうです。
【STEP1】持っているポイントを洗い出す
持っているポイントカードを出して並べてみましょう。インターネットやアプリのポイントなども書き出してみるとより◎。有効期限のきれているもの、期限内に貯められなさそうなものは処分します。
【STEP2】「使うシーン」をイメージして、貯めるポイントをセレクト
手持ちのポイントを洗い出したら、自分が貯めるポイントを決めます。
選ぶポイントは、「ポイントを使うシーン」がイメージできること。よく買い物をする場所、よく外食をするチェーン、利用するネット通販など、自分の行動スタイルを振り返ると決めやすくなります。
「なかでも、効率よく貯められて使い勝手のいいのが、Tポイントや、楽天スーパーポイント、Pontaやdポイントなどの、『共通ポイント』。意識して貯めていくといいですね」(松崎さん)
そして、大事なことは、「ポイントはこまめに使うこと」。
じつは、ポイントはたくさん貯めれば貯めるほど、「特別なもの」として仕分ける心理が働き、使いづらくなるのだとか。
気づいたら有効期限が切れていた!などということを避けるためにも、たとえばスーパーなどで貯めたポイントは、なるべくこまめに使うことが、有効利用するためのコツです。
「ネットのポイントなど、すぐに使いづらいポイントは、電子マネー化しておくのもおすすめ。たとえば、楽天スーパーポイントなら楽天edyに、WAONポイントは電子マネーWAONにしておくと、使えるシーンがぐっと増えてムダがなくなりますよ」(松崎さん)
なお、スーパーやドラッグストアは、必ず買い物をする場所。
ならば、ポイントアップデーに買い物に行くことをルーティーンにすれば、買う金額は同じでも貯まるポイントは激増します。
たとえば、ドラッグストアのウエルシアは、「月曜日に貯めて20日に使う」を意識しておくと◎。月曜日には、108円でTポイントが2ポイント(通常は1ポイント)がつき、20日は200ポイント以上を利用すると1ポイントが1.5円になります。
日々の生活に、「ポイント」はつきもの。できるだけお得に活用し、家計を豊かにしたいですね!
※掲載の情報は、2019年1月現在のものです。
監修/松崎のり子 イラスト/風間勇人 文/編集部・吉川
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