
2014.08.21
仕事や家事、子育て、人づきあい……毎日の暮らしのなかで、ちょっとストレスを感じたときに、自分なりの対処法があると心強いもの。ストレッチや呼吸法、アロマテラピーなどさまざまな手法がありますが、ペン1本でできる、ちょっと変わったリラクゼーション法があることをご存じですか?
アメリカで開発され、日本でもブームの兆しを見せている、描くリラクゼーション法「ゼンタングル」。紙とペンさえあれば、いつでもどこでもできるのが魅力です。
描かれた模様をひと目見て「やってみたい!」と思ったので、手近にあったスケジュール帳にいきなりトライ。まずは適当に枠線を描き、思いついた模様で埋めていく、という作業を繰り返します。細かい模様ばかり描いていると、今度は大きな模様が描きたくなったりします。水玉や縞々、ギザギザなどの無機質な模様から、波、魚、花や鳥、蝶、葉や蔓などをイメージした模様を思うがままに、自由に描き連ねて……。
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2時間で完成!
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なんだかちょっと、アートっぽく見えませんか? 初めて見た人は「すごい!」と言ってくれるのですが、じつはこれ、誰にでも描けるのです。絵心なんて必要ナシ! そもそも、これをやる気になった理由が
1.上下がない
2.正解がない
3.失敗がない
という「ゼンタングル」の基本ルール。上手い下手もないし、消しゴムも使いません。思い浮かんだ線を自由に描き連ねていくこの時間……お絵かきに夢中になる、この感覚を味わったのって、本当に何十年ぶりっ!?
そう、この夢中になる感覚こそが「ゼンタングル」の醍醐味。ゼンタングルのゼンは、座禅の「禅」なのです。模様を細かく描き込むことによる集中状態が「精神を集中して無我の境地に入る」、禅の状態に通ずるものだからとか。集中したあとは、頭のなかがすっきりした感じ!
座禅というと敷居が高いですが、ゼンタングルなら紙とペンさえあれば、いつでもどこでも♪ カフェで人を待っているときなど、ちょっとした暇つぶしにももってこいです。
そうはいっても、いろんな模様、そんなに思いつけないというかた、コツやルール、模様のパターンを紹介しているテキストブックも出ているようです。
カードやハガキ、年賀状などの挿絵として描いても楽しいかも。ご興味のあるかたは、ぜひ目の前の紙とペンでお試しを♪
どんどん楽しくなって、色まで塗り始めてしまいました。
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