春の訪れとともに、山菜が店頭を彩る季節。〈
わらび〉もいよいよ旬の時期を迎えています。
「わらび」とはどんな山菜?

細長くすっと伸びた茎に、くるんと巻いた先端が目印のわらび。シャキッとした歯ざわりや、とろりとした粘りが持ち味です。
手間がかかる印象のわらびも、お湯だけでできるアク抜きなら簡単。生ならではの風味を楽しみながら、気軽に味わえます。
そこで、やさしくアクを抜くコツと、シンプルでおいしい食べ方をご紹介!
「わらび」のアク抜きのやり方
材料(作りやすい分量)
生わらび……100g
重曹(料理用)……5g
やり方
(1)わらびは根元の堅い部分を切り落とす。
(2)耐熱の保存容器やバットにわらびを入れて重曹をふり、沸騰した湯をひたひたに回しかける。
※わらびが入るサイズの容器がない場合は、容器に合わせて長さを切ってもOK。
(3)一晩おいて流水で洗い、20分ほど水にさらす。
すぐに使わない場合は……
水に浸して保存します。毎日水を取り替えれば、1週間ほど保存可能。風味が落ちていくので、早めに食べるのがおすすめです。
わらびの簡単な食べ方

みそ汁の実にしたり、うどんやそばに入れるのもおすすめ。生ならではの食感を楽しめるあえものにも。しょうゆとマヨネーズであえ、削り節をかけるだけでもおいしい!
『わらびのおひたし(めんつゆ)』のレシピ

市販のめんつゆで手軽に作るおひたし。作りおきすれば、時間がたつほどに味がしみてよりおいしくなります。
材料 (2人分)
わらび(アク抜きしたもの※)……100g
市販のめんつゆ(2倍濃縮)……大さじ2
削り節……適宜
※市販の水煮でも作れます。
下準備
わらびは長さ3cmほどに切る。
作り方

ボールや保存容器にめんつゆと水1/2カップを入れて混ぜ、わらびを加えて味がなじむまで20分ほどおく。器に盛り、削り節をふる。
作りおきするときは
保存容器で作れば、そのまま作りおきにも。冷蔵で3~4日ほど保存可能です。そばやうどんのトッピングにするのもおすすめ。
仕上げにわらびをちょこんとのせれば、いつものメニューも春らしい一品に。
今だけの楽しみ、自然の恵みを存分に味わってください!