
言わずと知れた占い界のレジェンド・
水晶玉子先生。
オレンジページnetの連載
「水晶玉子のプレミアムうさぎ占い」も大好評です。
そんな水晶玉子先生に、2024年後半の運気を占っていただきました。前後編2回でお届けします! 第1回の今回は、2024年の後半の流れをお届けします。
後編:
物事をしっかり「終わらせる」ことがカギ。水晶玉子が占う2024年の下半期の運勢
これまでにない、大きな時代の変化を感じています
長く占いをしていますが、これほどまでに時代の動きが早く・大きくなっているのを感じたことはありません。
これまでの価値観にとらわれず、自分の感覚に正直に行動しはじめていい時期が来たのだな、と私も実感しているところ。
たとえば、副業や二拠点生活を検討しているかたも多いのでは? ネットの普及などでいろいろな可能性も増えているので、そうして変えていく勇気を持てるときなのだと思います。
5月末、木星が双子座に入り、コミュニケーションがますます大切に
西洋占星術の話をすると、少し前の5月26日にラッキースター・拡大の星とも呼ばれる
木星が牡牛座から双子座に移動しました。
牡牛座にいた1年間は、
「食」や
「お金」がフォーカスされていました。
牡牛座は本能に忠実で好きなものを追い求める星なので、この1年間は推し活なども流行りましたね。
世界にはきな臭い出来事も多いのに、世の中の雰囲気はまだのんびりと、どこか平和だったのもそのせいかなとも思います。
そして今は
「デジタル」や
「コミュニケーション」「情報」を象徴する双子座に木星が入りました。
この拡大効果で、デジタルの進歩はまたここからの1年、さらに加速度的に進むと思います。
前半と後半では、世の中の雰囲気がだいぶ違ってきそう。
でもデジタル化はとても便利な反面、頼りすぎていると電波障害や電池切れで困ることもありますね。
双子座はデュアルを表す星座でもあるので、デジタルの便利な部分はきちんと取り入れつつ、それ以外の手段も用意しておくのが重要。
キャッシュレス決済を上手に使いながら現金もちゃんと持っておく……みたいな両面の備えが大切になります。
また、今以上に世の中に情報があふれ返る状態になるはず。
興味を持ってアクセスしても、フェイクがまぎれていることが、これまでよりも多くなりそうです。
自分の知恵や知識をしっかり働かせて、いかにたくさんの情報と向き合うかが大きなテーマになります。
双子座らしく、迷ってもいいので、検証して横から斜めからも見てみる
「デュアルビュー」もぜひ大切に!
消滅と再生の星・冥王星が11月に水瓶座へ。古い体制がついに壊れるかも……⁉
木星以外では、
消滅と再生の星でもある
冥王星が山羊座から水瓶座へと動くのが大きな出来事。
冥王星は、2023年から山羊座と水瓶座を行ったり来たりしていて、2024年11月20日に山羊座から水瓶座をへと入ったら、もう200年は同じ場所に戻ってこないのですが、
その前の9月2日ににもう一度だけ山羊座に戻ってくるタイミングが。
山羊座は政治や組織を象徴しています。
この冥王星の動きがダメ押しになって、9~11月ごろに組織や政治が抜本的に変わるような出来事があるかもしれません。
今、すでに政治の世界では大きなうねりを感じますが、11月ごろに決定打となるようなことが起こるかも。
11月にはアメリカで大統領選挙もありますし、それで日本も影響を受けるのかもしれないですね。
また少し来年の話をすると、2025年5月に土星は一時的に牡羊座に移ります。
この動きも「古いものを変えていく」パワーがとても強くなることを予兆しています。
特に政治の世界は、今年から来年にかけて、大きな動きがあるかもしれません。
四柱推命では、今年は世の中の雰囲気が変わる年。来年にかけて、世の中が大きく動いていきそう
四柱推命でいえば、
2024年は甲辰、
2025年は乙巳。
甲辰の「甲」は木を表していて、十干のいちばん初めの気。
そして辰はとてもダイナミックな動きを表すことから、新しいことが次々と起こっていくようなとても力強い運気なんです。
前回の甲辰は1964年の東京オリンピックがあったとても華々しい年でした。
2024年も
「世の中の空気が変わる」という意味で、振り返れば大きな変化の年になっていくと思います。
そして乙巳の2025年、世の中の空気だけでなく、現実の形が変化する気配があります。
変化の多いときだからこそ、大きな流れに黙って従うのではなく、一人一人が自分で考えて、
「これはおかしい」と思うことはどんどん言っていくことが大切。
それぞれの考えや正義を、きちんと表明すべき時代がやってきたのです。
また少し気になるのは、
2024年の10月・11月が異常干支と呼ばれるスペシャルな月に当たること。
60の干支なかに13ある、少し特別な干支なんですね。前の東京オリンピックも
「甲戌」の月の出来事、いいも悪いもドラマチックなことが起こりやすい時期になるかもしれません。
冥王星の動きによって、「自由」が大切にされる空気に
西洋占星術の話に戻りますが、
冥王星が11月に
「自由」を象徴する水瓶座に動いていくことで、いろんなものが自由に解放されていく時代が到来します。
同性婚や夫婦別姓、ジェンダー問題にも、時代がついてきた……と変化を感じる場面もあるはず。
ただし、水瓶座の0°や1°は考え方がむき出しの形でくるので、主張が強かったり極端になりすぎて、当事者が求めているものからかけ離れた議論になってしまうことも。
本当の意味で多様性というなら、これまでの女性らしさにこだわりたい人もいていいのでしょうし、いろんな考えの人がそれぞれに認められていいと私は思います。
話し合ううちに平等の観念もよい形に洗練されていくと信じています。
本当に自由と友愛が重んじられる時代が来るといいですよね。
水晶玉子先生プロフィール
水晶玉子(すいしょう たまこ)占術研究家。幼いころから占いに興味を持ち、東洋占星術、西洋占星術、タロットカードなど数々の占いを研究。
幅広い知識に裏打ちされた占いで当たると評判になり、女性誌を中心に大活躍。
オリエンタル占星術、フルーツフォーチュンなどのオリジナル占いでも知られる。