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基本の『スパゲティボロネーゼ』のレシピ【累計519万部売れたベストセラーレシピ特別公開】

2023.03.15

スパゲティボロネーゼのイメージ

2000年2月に刊行されて以来累計500万部超のベストセラーレシピ本シリーズが電子版になって新登場! その発売を記念して、「うちの定番の味」という声を数多くいただいている「基本レシピ」を大公開。伝説級のレシピをご覧あれ。
ジューシーな肉のうまみが決め手のボロネーゼ。でも作ってみると、ひき肉がパサパサになってしまったり、油っぽくなってしまったり、なかなか肉のおいしさを引き出すのは難しいもの。今回は初心者でも、ソースを失敗せずにおいしく作れる方法をお教えします。

料理の基本紹介

基本の作り方check

材料(2人分)

ソース
牛ひき肉・・・200g
にんにく・・・1かけ分
玉ねぎ・・・1個
ドミグラスソース缶詰(290g入り)・・・1/3缶
ホールトマト缶詰(400g入り)・・・1/2缶
オリーブ油・・・大さじ2
こしょう・・・少々
スパゲティのゆで汁・・・300ml

スパゲティ・・・200g
スパケティをゆでる塩・・・大さじ2強
パセリのみじん切り・・・大さじ1

手順とコツ

ソースを作りながらスパゲティをゆでていくと、調理時間はぐっと短縮できるけれど、まずは、ソースをほぼ仕上げてからスパゲティをゆでたほうが安心。ソースとスパゲティをざっとあえて仕上げましたが、もちろんかけるだけでも。

ボロネーゼソースの作り方1
玉ねぎをみじん切りにする

手順①
縦に半分に切り、根元を切り離さないように縦に幅3~5mmの切り目を入れる。

みじん切りの仕方1

手順②
包丁をまな板と水平に寝かせて横にも5mm~1cmの間隔で切り目を入れる。

みじん切りの仕方2

手順③
端から切って細かいみじん切りを作る。もう半分も同様に切る。

みじん切りの仕方3

ボロネーゼソースの作り方2
材料を炒める

手順①
フライパンにオリーブ油を熱し、中火でひき肉をほぐしながら炒める。

材料の炒め方1

手順②
ひき肉の色が変わったら、ひき肉を端に寄せてフライパンを傾け、出てきた脂でにんにくをこんがりとするまで炒める。

材料の炒め方2

手順③
玉ねぎを加えて全体に混ぜながら炒め合わせる。

材料の炒め方3

ボロネーゼソースの作り方3
煮込む

手順①
玉ねぎがしんなりしたら、ドミグラスソースを加える。

フライパンでソースを作る1

手順②
ホールトマトをくずしながら加え、全体を混ぜて中火で約5分、トマトが煮くずれて水っぽさがなくなるまで煮込む。

フライパンでソースを作る2

手順③
スパゲティ用の湯に塩を加え、麺をゆではじめる。ゆで汁をとってソースに加え、こしょうをふって再び強めの中火で煮つめる。これでボロネーゼソースのでき上がり。

フライパンでソースを作る3

ワンポイントアドバイス
ソースにゆで汁を加えるのは、ソースを少しゆるめて麵とのからみをよくするためと、塩味をつけるため。少し煮つめたいので、早めに加えてください。

スパゲティをゆでる

たっぷりの湯が基本
スパゲティにかぎらず、パスタをゆでるときの鉄則はたっぷりの湯を使うこと。目安は3〜5リットル。それだけの湯を沸かすのには、意外に時間がかかります。ソースの準備をすすめながら、ころ合いを見計らって湯を沸かしはじめます。そして、ふたをすることをお忘れなく。沸騰するまでの時間がかなり違います。

スパゲティのゆで方1

塩の濃度の目安は1%
パスタをゆでるときの塩の分量は湯に対して、1%を目安にして加えます。ちなみに塩大さじ1は18g。厳密に計る必要はありませんが、ふだんパスタをゆでている鍋に入る水の量と必要な塩の分量を知っておくと便利です。ここでは湯を約4リットル、塩大さじ2強としています。塩を沸騰する前に入れてしまうと、沸騰が遅れるので、完全に沸騰してから加えるのもポイント。

スパゲティのゆで方2

くっつかないように鍋に入れて
スパゲティの量は1人分80~100g。麺と麺がくっつかないように、鍋の縁にそわせて放射状に入れます。入れたら、全体がなるべく早く湯に浸るようにトングや菜箸で混ぜます。

スパゲティのゆで方3

表示時間より前にゆで上がりチェック
アルデンテがいのちのスパゲティ。目安としては表示時間の1分前にチェックして。ただし、作るスパゲティがソースとあえて仕上げるタイプなら、もう少し前にチェックして。少ししんが残っているくらいでゆで上がりとしましょう。その後の仕上げはとにかく手早く。

手早く仕上げ
スパゲティがアルデンテにゆで上がったら水けをきって、ボロネーゼソースのフライパンに入れて全体をあえます。皿にスパゲティを盛ってフライパンに残っているソースをかけ、パセリのみじん切りをふって。
(1人分747Kcal)

盛り付け例
基本の料理を教えてくれたのは・・・
手塚浩行

手塚浩行
1960年生まれ。15年間、料理人としてレストランに勤務した後、イタリアンを中心とするおいしいお料理が自慢の店をオープン。アウトドアのエキスパートでもあり、ダイナミックな料理の腕を生かして、アウトドアで作る料理の提案もしている。数多くの雑誌や本で活躍中。

料理/手塚浩行 写真/飯田安国 熱量計算/亀石早智子 編集/中村裕子

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