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幼いころから料理に親しみ、実家の台所や食卓にはつねに「発酵食品」があった……。そんな井上咲楽が、お気に入りの発酵食品などを紹介していく「発酵ごはん」連載の番外編! おいしいもの宝庫・福島の発酵食品の魅力に迫ります。

井上咲楽、『福島から届いた、おいしい発酵食品』に舌鼓を打つ。の巻【PR】

2025.03.28

福島県から発酵商品が届いた!

ある日、福島に住む友人が荷物を送ったと連絡をくれた。
手もとに届いた箱を開けてみると、大好きな発酵食品が詰まっている!

塩糀ドレッシングや玄米醤油麹、ゆずこしょうに発酵あんこ。どれも気になるものばかりだ。
発酵好きの私を思ってくれての贈り物が心底うれしい。

塩糀ドレッシングはすぐに売り切れるほどの人気商品らしいし、醤油麹は玄米麹を使っていて、ゆずこしょうは「米糀配合」とある。
発酵あんこは自分でもつくってみたいと思っていたところだったし……。

福島にこんなに興味深い発酵食材があるとは知らなかったので、味わうのが楽しみすぎる。

ゆずこしょうはマリネに!

さっそく、届いたその日にゆずこしょうを使うことにした。説明を読んでみると、このゆずこしょうを手掛けている會津高砂屋さんは会津で100年以上続く醸造所で、米糀麹を作るところからやっているという。

まずはこれだけで味わってみると、辛みがまろやかでやさしい感じ。
なによりペースト状ですごくなめらかだ。

去年、実家でゆずこしょうを作ったことを思い出した。
ゆずの皮だけを削るのも、唐辛子を刻むのも、すべてが大変だった……。めちゃくちゃ手間がかかったのに、できたのはほんの少しだった。

目の前にあるゆずこしょうを見て、ありがたみが増す。

このなめらかさを生かして、マリネに使うことにした。

ゆずこしょうにオリーブオイルと酢、砂糖を合わせてマリネ液に。そこにサーモンとセロリ、新玉ねぎを加えてあえるだけ。マリネ液を作っているときから、ゆずの香りが鼻に抜けて食欲がそそられる。

これは餃子や焼き肉にも合うだろうな。

脂がのっているサーモンとゆずこしょうの組み合わせがバッチリ。旬の新玉ねぎの甘さも引き立っているし、セロリの香りを邪魔せずにいてくれるのもいい。

ペースト状だから食材にもよくなじんでいて、ゆずこしょうの味わいが全体にしっかり行きわたっていた。これは友人にも食べさせたいから、今度遊びに来たときに作ろうと思う。

翌朝は、発酵あんこを堪能

朝は発酵あんこと、寝る前から決めていた。

送ってくれたのは郡山市宝来屋さんのもの。こちらも100年以上続く老舗の糀屋さんが手掛けているという。あんこだけで食べてみると、ほんのりとした甘さと酸味、小豆の味わいが口に広がって、これぞ糀の甘さという感じ。口当たりもなめらかで、あんこのジャムみたい。

さっと焼いたバゲットにクリームチーズを塗って、さらに発酵あんこをのせてみた。

発酵あんこにほんのりと酸味があるので、クリームチーズとよく合う
菓子パンみたいな甘さではなく、小豆と糀のうまみのある甘さで、つい、パクパクと食べてしまう。

今朝はバゲットにしたけれど、お餅にもいいだろうし、アイスに合わせるのもよさそう。

もっと粒が立っている発酵あんこもあるけれど、これはなめらかなペースト状で塗りやすいのもいい。

発酵あんこは、いつかつくってみたいと思っているので、このなめらかさを覚えておこう。

米糀だけでこんな甘さになるのかと、あらためて発酵あんこのおいしさを堪能できた。

いい朝だ。

醤油麹、塩糀ドレッシングで晩ごはん

別の日の夕飯では、醤油麹と塩糀ドレッシングを使うことにした。醤油麹はなんと創業230年以上という会津の蔵元である八二醸造のもの。「玄米プロジェクト」として玄米を使った味噌や醤油、塩麹を作っているという。

醤油麹はいろいろ食べてたことがあるけれど、玄米を使っているものは初めてなので、楽しみだ。

一方、塩糀ドレッシングは玉ねぎのすりおろしがたっぷり入っているのが見てわかる。
郡山市にある磐梯熱海温泉ホテル華の湯が老舗醤油屋さんと共同開発した商品で、友人いわく、毎年完売になるほどの人気だそう。

まず1品目は味たま
醤油麹のおいしさを味わいたくて、他の調味料は入れずにこれだけで漬けてみた
作りおきがあると、家に帰るのが楽しみになるものだ。

醤油麹でもう一品。ご飯に合わせるなすそぼろを作ってみた。

細かく切ったなすと豚ひき肉、しょうがを炒めたところに醤油麹で味つけ。味たまといっしょにご飯にのせたら、見た目だけで達成感がわいてくる。

塩糀ドレッシングは、今日はそのままの味で食べようと考えて、豚肉と野菜のフライパン蒸しにかけることに。

これだけで味が決まるから、帰ってきてすぐ食べたいときにありがたい。

焼いた厚揚げにかけるのもよさそう。
サンドウィッチマンの伊達さんにいただく仙台の厚揚げが大好きなので、次はやってみたい。

味たまは醤油麹だけにして正解だった。しっかり中まで味がしみている。
そぼろは、醤油麹をなじませるだけでお肉がかたくならず、ふわっとした仕上がり。ご飯によく合うし、お弁当に入れてもよさそう。味たまもそぼろもこれだけで味が決まるのがうれしい。

塩糀ドレッシングは、玉ねぎの味がすごくきいていておいしい。
蒸し料理にはポン酢だれや塩レモンだれを合わせることが多いけれど、塩糀と玉ねぎもすごくおいしくて発見だった。下味にもいいらしいので、次は肉や魚に使ってみたい。

福島のおいしさをもっと味わいたい

今回送ってもらったものは、どれも普段の料理に取り入れやすいものばかり。

改めて福島の発酵食に興味がわいてきた。昔ながらの手法で大切に受け継がれてきたものは、材料がシンプルで、奥深い味わいがある。職人さんが代々作りつづけているもの、その土地で食べつづけられているものをもっと知りたい。

今度は福島の友人を訪ねがてら、地元ならではの発酵食材を味わってみたいなと思っている。

送ってもらったものたち

発酵ゆずこしょう/会津高砂屋

国産米100%で作られた米糀に四国産ゆずペーストと青唐辛子を合わせた一品。米糀が加わることで辛みがまろやかな仕上がり。
40g。702円(税込み)
商品を見る

米糀と小豆で作った発酵あんこ/宝来屋

北海道産小豆に米糀を加えて発酵させたあんこ。砂糖不使用で糀の香りとやさしい甘みが味わえる。
100g。540円(税込み)
商品を見る

會津玄米醤油麹/八二醸造

玄米麹に醤油などを加えて発酵、熟成させた調味料。玄米麹糀の香りと醤油の大豆の風味が生きている。
150g。648円(税込み)
商品を見る

塩糀ドレッシング/ホテル華の湯

福島市の老舗醸造所・内池醸造による非加熱・未殺菌の生の塩糀を使ったドレッシング。福島県産の玉ねぎのすりおろしを15%配合。
300ml。4本入りで3040円(税込み)
商品を見る

PROFILE

井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年、栃木県生まれ。2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。「新婚さんいらっしゃい!」など、バラエティ番組で見せる明るいキャラクターで人気を博す。NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演。2024年5月に『井上咲楽のおまもりごはん』、11月に『じんせい手帖』を出版。「発酵食品ソムリエ」資格、「食品衛生責任者」の資格も持つ。

協力/JR東日本 フードコーディネート/下條絵美 撮影/大森忠明 構成/晴山香織 スタイリング(洋服)/熊谷美沙 ヘアメイク/栗原里美

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