2024.06.04
山形県・鶴岡市の郷土食「笹巻」って？
黄金に輝く笹巻
皆さん、「笹巻」ってご存じですか。
笹巻は山形県の鶴岡市で、特に端午の節句の行事食として作られてきたもち米の伝統食です。
全国的にいえば「ちまき」の一種ですね。
笹の葉を開くと、
現れる黄金色に透きとおる笹巻。
これを黒蜜と青大豆を挽いて作った青きなこにつけていただきます。
笹の葉がほのかに香るもちもちのぷるぷるに黒蜜たらり。
口に入れるととろん。
白いもち米が黄金色になる魔法の秘密は灰汁（あく）。
水に木灰を加えて煮た上澄みをこしてできる灰汁水。
これに一晩、もち米を浸してから笹に巻き、真水で煮るのですよ。
魔法でもなんでもない、不思議な化学反応。
その製造技術は国の登録無形民俗文化財にも登録されています。
さらに興味深いのは、（おおよそ）最上川を境に北庄内と南庄内で見た目も作り方もまったく違うということ。今回紹介したのは黄色のゼリー状の笹巻でしたが、酒田市の方では白い笹巻なんですよ。
写真の笹巻は、鶴岡市にある ogawa en cafe でいただきました。
こちらで笹巻が食べられるのは6月9日までなので
もちもちぷるぷる好きの方はお急ぎを。
ogawa en cafe
Phone:：0235-22-1819
山形県鶴岡市本町1丁目6-18
平日：11:00-18:00
土・日・祝：10:00-18:00
（L.0.17:00）
定休日：水曜日
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山形県庄内地域とは：
酒田市、鶴岡市、遊佐町、三川町、庄内町の2市3町からなる山形県の日本海側に広がる地域。鳥海山、出羽三山、日本海、庄内平野、最上川などの自然の恵みからもたらされるおいしい食には事欠かない場所です。空港の名称はその名も「おいしい庄内空港」。
庄内地域の紹介（山形県のウェブサイトに飛びます）
