ふわふわクリーミー! たまご1個で1瓶分の自家製マヨネーズ
『オレンジページ』で特集されていた、くどうれいんさんの新刊『湯気を食べる』を読んだ。
“ご飯は湯気が出ているうちに一口目を食べてほしい”
その想いに首がちぎれんばかりに頷き、共感しながら読んだ。

マヨネーズが苦手で猫舌の夫さん、多少口の中を火傷してでも出来たてを食べたい私。
その夫婦関係も僭越ながら我が家に似ていて、「自家製マヨネーズ」の話は、まるで友達の小さな愚痴をこっそり聞いているみたいな気持ちになった。
くどうさんの本に出てくる自家製マヨネーズは、
コウケンテツさんのレシピ。
私も前々からマヨネーズを手作りしたいと思っていたのに、つくったものを消費しきれるか不安で踏み出せていなかった。
自家製マヨネーズ、つくってみるか。
気後れしていたところを、『湯気を食べる』がふわっと背中を押してくれた。
自家製マヨネーズの消費期限は3~4日。
食べきれないともったいないので、コウケンテツさんのレシピを半分量にして、
卵1個(1瓶分)でつくってみた。
■材料卵黄 1個分お酢 大さじ1塩 小さじ1/2サラダ油 50ml※1/2量だと油100mlですが、カロリーオフでつくりました!
実は、この記事を書く前に、マヨネーズづくりに一度失敗している。
見事に卵と油が分離してしまい、油の浮いたマヨネーズもどきをもったいない、もったいない、と半泣きで食べた。
敗因は手で泡立てようと頑張ったこと。
マヨネーズ素人は潔くブレンダーやミキサーでぎゃんぎゃん混ぜるべきだった。
卵黄、酢、塩を軽く混ぜたら、油は少しずつ慎重に!混ぜる時は手動よりも自動が安心
出来たての自家製マヨネーズはきめ細かくてふわふわクリーミー!

作りたては塩味がたっていて少し塩辛く感じたので、冷蔵庫で一晩寝かせて翌日からが食べごろかも。
週末のピクニック弁当には手作りマヨネーズのえびまよをイン!
えびまよソースには手作りマヨにレモン汁と少しの生クリーム。傷みやすいので季節と温度管理に注意
くどうさんが、実家の畑を回ってボウルに取れたての野菜を摘んでまわるとき、“これよりも豊かなことってあるだろうか”と思うように、
私も「庭サラダバー」をしたあとには、この自家製マヨネーズで食べたいなあ。憧れる。

『オレンジページ』に掲載されているくどうさんのエッセイ「いつだってまかない」のタイトルも、『湯気を食べる』を読めば、くどうさんにとっての“まかない”の意味がよくわかる。
私の自家製マヨネーズは、今日の私の“まかない”だ。