
40代最後のお誕生日のお話

朝焼けのキレイな9月某日の朝。
この日は家人のお誕生日。
昨年の今頃は義母が倒れ、それからひと月もせぬまま息を引き取ったので、
お誕生日どころではありませんでした。
ようやく一年が経とうとしていますが、
義母がいなくなってから半年くらいはあらゆることが目まぐるしく変化し、
色々なことを考えさせられた時間でした。
お誕生日当日は我が家でお祝いしようということに。
朝のうちにきのことパプリカのマリネだけ下ごしらえ。
あとは簡単にスープ、前菜、メインとプチコース仕立てにすることにしました。
まだまだ暑いこの日は冷たいジャガイモのスープ。
豆乳で作って気持ちヘルシーに。生クリームも入れればよかったかなぁと思いましたが、ケーキも頂くのでここは我慢。

この日はワインが進むおかずがそろいました。
豪華な食材は一つもありませんが気持ちを込めて、いつもより丁寧に作りました。

1人分が150gくらいのステーキ。
全部一度に頂けなくなったなんて、お互い歳をとったねぇと笑いつつ。

歳の数だけのろうそくは無理なので気持ちだけたてて。
年々多くを望むことはなくなってきました。
一日一日を笑顔で、穏やかに過ごすことができたら。
いついつまでもこうやって食卓を共に囲むことができたら。
それが一番の幸せだなぁと思う、家人の40代最後のお誕生日ディナーでありました。