
都内最大級のガーデンセンター「オザキフラワーパーク」

夫がベジタブルガーデナーへ・・・
子育てが一段落した頃、虫が苦手で土に触れることさえできなかった夫が、
まさかのベジタブルガーデナーへと変貌を遂げました。

最初は「虫がつきにくい食べられる植物だけ」という限定的なスタートでしたが、
気づけば我が家のベランダは、見事なまでに植物まみれに。
そんなある日、マンションの一番ジメジメした日陰に、
美しい苔がひっそりと生え始めているのを見つけた。
まるで自然が作り出したジオラマのようなその光景に、私は心を奪われ、
気づけば夫婦で「苔、きれいだね」と見とれていた。
こうして、我が家には突然の「苔大ブーム」が到来したのです。
深夜に懐中電灯片手に、川沿いや湿った壁に自生している苔を探しに行き、
持ち帰っては「苔育成」を試みる日々。
しかし、どうにもうまくいかない。
採取した苔は、観賞用というよりは、ただそこに「自生している苔」という状態で、
なんだか愛おしさが湧いてこないのです。
「これは一から勉強のし直しだ!」
そう奮起し、夫婦で向かったのは、練馬にある「オザキフラワーパーク」。
都内最大級のガーデンセンター「オザキフラワーパーク」

都内最大級というその規模に、足を踏み入れた途端、
都会の喧騒を忘れさせてくれるような、緑豊かな別世界が広がっていました。



広々とした店内には、目にも鮮やかな季節の花々はもちろん、
心を落ち着かせるような観葉植物、個性豊かな多肉植物、
そして夫が愛してやまないハーブや野菜の苗が所狭しと並んでいる。
その光景は、まるで植物園を訪れたかのような心地よさ。

夫は、昨年枯らしてしまったローズマリーとパセリの苗を真剣な表情で選び、
私は、ほとんどお手入れのいらない苔玉と、彩り豊かなセダムの寄せ植えを購入。

このコロンとした苔玉が、殺伐としがちなデスクワークの癒しになってくれました。
社内で「苔玉デスク」と呼ばれるまで買い足す予定です。
そして、何よりも一番の目標は、苔育成を成功させ、
来月までに理想の苔盆栽を完成させることです。

この夏の生活のテーマは、迷うことなく「苔と共に・・・」に決めました。
すでに苔玉のアレカヤシの葉が枯れ始めているが、なんとかこの暑すぎる夏を共に乗り切りたい。