読者9名で結成された「おなか元気部」。毎回、顧問の指令を受けて、家族の健康のためにおなかにイイコトを学んで実行します!
適度な運動は、体にも心にもいいぞ。もちろん腸にもだっ! 運動不足の部員諸君! エクササイズのエキスパート・和田清香先生に腸を元気するトレーニングを教わってきなさ~い。
ピラティス、バレエ、マッサージを融合させた独自のエクササイズが人気。個人や企業に指導を行うほか、さまざまなメディアで情報発信している。著書である『本当はスゴイ! 乾布摩擦トレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も発売中!
梶野部員 先生、乾布摩擦が腸の働きにいいのはどうしてなんですか?
和田先生 タオルで肌をこすると、摩擦によって肌が温まりますよね。それは、肌の表面にある毛細血管が刺激されて広がり、血流がよくなるから。血流が改善されると自律神経のバランスが整います。じつは、腸のぜん動運動をコントロールしているのは、自律神経といわれています。
児玉部員 なるほど~。自律神経が整うことがポイントなんですね!
和田先生 もうひとつ、乾布摩擦によって、おなかまわりを刺激することは、直接的に腸のぜん動運動を刺激して、腸の働きを活発にする、というのもポイントです。
秋本部員 乾布摩擦って、昔からよく耳にするけど、初挑戦!
和田先生 服の上からやさしくこするだけだから、とっても簡単です。今回しっかり覚えて、ぜひ、ご家族でやってみてくださいね。
腸の働きを元気にするのはもちろん、ダイエット効果にも期待を持ちつつ、乾布摩擦に初挑戦したおなか元気部の部員たち。とってもにぎやかなトレーニングになりました!
用意するものはタオルだけ! おうちでいつでもすぐにできる、腸の働きを活発にする乾布摩擦の方法をご紹介します。
背中にタオルをクロスさせて両端を持ったら、背中全体をまんべんなく5~10回こすります。とくに、褐色脂肪細胞が集まっている背中の中央や肩甲骨を意識してこすって! 手を持ち替えて、反対側も行います。
タオルの両端を持ち、おなか全体を左右に5回こすります。慣れてきたら、腰をひねりながら行いましょう。さらに、血流がアップします!
タオルを足裏にかけ、両手を動かしながら足裏全体をまんべんなく、10回こすります。反対側の足裏も同様に行いましょう。
撮影/Hiro イラスト/ヒツダ キヨミ ヘア&メイク/伊藤佳奈(Bliss)
取材・文/小澤理奈(レ・キャトル)