
【体の疲れがとれる生活習慣】自律神経&腸内環境を整えて体のパワー不足を改善!
※この記事は、順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生監修のもと作成したものです。
最近体の疲れが出やすくて、お困りのあなた!
12月のこの時期は忙しいから……と無理をしてはいませんか?
じつはそのお悩み、自律神経の働きを高めることで改善できるかもしれません。
しかも、うれしいことに腸活にも効果的という話が!
この機会に生活習慣を見直して、体&腸の不調を整えちゃいましょう♪
自律神経と腸の関係って?
腸の働きをコントロールする自律神経には、体を活動モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経があります。
昼は交感神経、夜は副交感神経が優位になるのがよいリズムですが、不規則な生活やストレスなどでバランスがくずれると、血行が悪くなって腸の機能が低下し、便秘など腸の不調をまねくことに……。
両者がバランスよく働くことで、腸の状態が安定します。
自律神経のパワー不足が原因
体の疲れが出やすい人は、交感神経と副交感神経の両方の働きのレベルが低いため、体がパワー不足に……。
血行も悪く、少し無理をするとすぐ体に疲れが出てなかなか取れないのが特徴です。
–{効果的な生活習慣はこれ!}–
お悩み解決のためには、運動や食事で体の状態を整えると◎!
自律神経の働きを高めれば、自然と腸の調子もよくなります。
まずはこの3つを習慣化してみて!
①一日に1.5リットル、こまめな水分補給を
水をたくさん飲むことで、腸の神経が適度に刺激され、自律神経の働きが高まります。
一日1.5リットルを目安に、こまめにとるようにしましょう!
さらに、飲んだ水が全身にいきわたることをイメージしながら飲むと、より効果が高まるのだそう。
②食事ではひと口で30回、一定のリズムでよくかんで
早食いは腸活にはマイナス!
食事のときはひと口入れたら30回、一定のリズムでゆっくりよくかむと、自律神経が高いレベルで安定しますよ。
ゆっくり食事をするのがむずかしいときは、ガムを一日1回、5~15分程度かむのもおすすめ!
③息が上がらない程度に30分のウォーキングが◎
ウォーキングなどの軽い運動は、自律神経のバランスを整えるのに有効!
背すじを伸ばし、両手は大きく振り、息が切れないくらいの速度で20~30分歩きましょう。
夕食後、就寝1時間前に行うと、ほどよく疲れを感じられて眠りの質が向上します。
夜できないときは、朝に行ってもOK!
疲れているから……と避けてしまいがちな運動も、バランスよく取り入れることが大切。
意識して習慣にすることで、自然と気持ちもすっきりしてきます!
まずは無理せずに、2週間続けてみて!
教えてくれたのは……、
小林弘幸先生
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。同大学で日本初の便秘外来を開設。腸と自律神経の第一人者としてテレビなどメディアで活躍。著書多数。
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監修/小林弘幸 イラスト/黒猫まな子 構成・文/和田方子、編集部 伊藤